熊本市沖新地区でJA熊本市高砂蓮根部会が生産するハウス促成栽培の新レンコンが出荷の時期を迎え、規格査定会を開いた5月19日、新レンコン140ケース(1ケース2キロ)を関東や中国、九州の市場に向け初出荷しました。
全農家がエコファーマーを取得している部会は、生産者30人が41ヘクタールで栽培。品質の高位平準化を図るため、堆肥を主体に減農薬栽培に努めています。あくが少なくさっくりとした歯ざわりが特徴の新レンコンは、JAで集荷し全量検査を行い、消費地の嗜好に合わせて「洗い」と「泥付き」の2種類に分けて出荷。国内で最も早く出荷できる新レンコンの産地です。
部会長の右田幸一さん(54)は「天候不順で昨年より2日遅れの初出荷となったが、真っ白な色で玉太りも良く品質は上々」と仕上がりに自信を見せます。今年産は7月上旬から出荷が始まる露地物と合わせ約250トンを見込んでおり、出荷は8月上旬まで続きます。
レンコンは食物繊維や鉄分などを豊富に含み、開いた穴は見通しが利くとして慶事に欠かせない縁起の良い食べ物で、熊本名物「辛子レンコン」は全国的に有名です。
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