JA熊本市柑橘部会は5月7日、第11回通常総会・新生夢未来生産者総決起大会を同市河内町のJA夢未来柑橘選果場で開きました。部会員や荷受市場15社、地元県議・市議、行政やJA関係者ら約480人が参加。「売れるミカン作りを生産者一人一人が実行し、信頼される夢未来みかんブランドを築き上げよう」などとする大会決議を採択しました。
全国的に生産量の少ない裏年基調にあり、着果量が少ないと予想される平成22年度は、生産量の確保を最重点課題としました。その上で、生産面では、気候の温暖化に対応した基本管理の徹底や、糖度を高めるための透湿性マルチ被覆など「天候に左右されないみかん作り」に取り組みます。販売面では、同部会集荷企画部・女性部・青年部を中心に行う消費地での宣伝販売などにより「夢未来みかん」の有利販売を目指します。
津田忠雄部会長は「良いミカンを作ろうと生産者全員が努力した結果、昨秋、東京で開かれた品質を見極める大会で夢未来みかんは最高評価を得た。厳しい販売単価を上向かせるため、高品質ミカンを作り続けよう」と呼び掛けました。
総会では、21年度事業報告や消費宣伝・生産販売対策など8議案を審議。新役員選任で部会長に東紀巳雄さんを選び、全議案満場一致で承認しました。
消費不振による販売価格の低迷など危機的状況を打破するため、大会では市場代表が決意表明、生産者代表が力強く頑張ろう三唱し、生産者全員が決意を固めました。
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