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■食料生産への理解深める

 JA熊本市は5月21日、同市菅原町の市立白山小学校で米作りの講座を開き、5年生107人が水稲の種まきを体験しました。食農教育の一環で、同JAが近隣の小学校を対象に毎年行っています。

 児童らはJA営農指導員の説明を受けながら作業。クラス毎に用意された育苗箱に紙を敷いて一握りずつ土を入れた後、もみ種が重ならないように均等にまいて土をかぶせて仕上げました。平田全君と渡來勇将君は「苗の育て方が分かり勉強になった。田植えするのが楽しみ」と話しました。質問の時間では、種が芽を出すまでに空気・水・温度の3要素が必要なことや、苗の生長には日光が欠かせないことなどで意見を交わしました。

 児童らは教室横の廊下を“苗床”に、水やりなどして約1カ月間苗を育てます。6月下旬には校庭の花壇に“水田”を作り田植え。稲刈りを10月上旬に行い、米作りの一環学習で食料生産への理解を深めてもらいます。

 JA営農部では今年度も、近隣の小・中学校や高校約20校を対象に、出前授業や農業体験学習を開催予定。

真剣に作業に取り組む児童ら