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■ワラつと作りに挑戦

 熊本市上南部の託麻北小学校4年生92人が2月5日、納豆を包むワラつと作りに挑戦しました。
 子どもたちに大豆の種まきや収穫体験などを通して農業への理解を深めてもらおうと、同市上南部で農作業を受託する ㈱アグリともあいが5年前から毎年実施しています。代表取締役の大津隆満さん(62)らの指導により昨年7月中旬、約12㌃に小粒大豆「すずおとめ」の種をまき、11月中旬に約200㌔を収穫。児童らはその間、除草など畑の管理にも取り組んできました。
 授業参観日のこの日は、無農薬で栽培する水稲の稲ワラを使い昔ながらのワラつと作り。児童らは中心に印の付いた約50㌢の棒を用い、稲ワラ3本ずつを根元と穂先の向きを変えながらひもで編んでいく作業を体験。最初はぎこちなかった手つきの児童も、保護者の手ほどきを受けながら丁寧に仕上げていきました。母親と一緒に取り組んでいた橋本和奏さん(10)は「ワラにすき間が出来ないようにひもを結んでいくのが難しかった。納豆を食べるのが楽しみ」と笑顔。
 児童らは12日に納豆作りに取り組み、ワラつとに入れてもみがらの中で保存。発酵・熟成させて出来た納豆を16日に行うもちつきで、もちと一緒に味わいます。

稲ワラの向きを変えながら編んでいく児童ら
児童らにワラつとの作り方を説明する大津さん(右端)