熊本県野菜振興協会熊本市支部(熊本市・JA熊本市・県熊本農政事務所)は1月30日、第1回かんたん野菜料理コンテストの最終審査を同市の西部ガスリビングスタジオヒナタ下通で行いました。
消費者に熊本市の特産野菜を使って簡単かつ素材を活かした料理を提案してもらい、市内産野菜の消費拡大につなげる意向です。
コンテストには市内を中心に一般消費者64人から71点の応募があり、先に行った料理レシピ(写真付)で判定する一次審査により10作品を選定。料理の手軽さだけでなく、食べやすさやアイデアの斬新さなどが審査の対象とされました。
最終審査は10作品の考案者が会場で実際に調理。条件である15分程度で4人分の料理を完成させました。サツマイモをソースに使ったグラタンやトマト風味の野菜鍋など多彩なメニューがテーブルに並び、プロの料理人や村上一也JA組合長ら6人の審査員が試食して味を確かめました。
最優秀賞には「スティックセニョールのポタージュ」を提案した同市南坪井の三原明子さん(59)が選ばれ、ホテル熊本テルサ総支配人の土山憲幸審査委員長は「どの作品もすばらしいアイデアで味付けも良かった。彩りを工夫するとおいしく見え、料理が一層引き立ちます」と講評しました。
同支部によると、熊本市の特産野菜を多品目使った消費者参加型の料理コンテストは今回が初めて。主催者らは「消費者の反響も大きく、今後も継続的なコンテストにしていきたい」としています。
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工夫を凝らした料理を調理する提案者(左)と土山審査委員長 |
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