JA熊本市は1月12日、平成22年の初生牛初競りを上益城郡益城町の同JA家畜市場で開きました。
競りに先立ち、村上一也JA組合長が「経済が低迷している中で畜産における情勢も厳しいが、生産者や購買者の皆様と一体となり畜産経営の安定に努めていきたい」とあいさつ。熊本県酪連の安井辰二生産本部長が「昨年は乳価交渉などで末端価格は上昇したものの販売数量が伸び悩んだ。畜産酪農を後押しできるよう、努力していきたい」と続けました。今年1年間の家畜の無病息災と市場運営の無事を祈願し、桂盛幸JA熊本市酪農部会長の乾杯で生産者らは初市を祝いました。
初競りにはホルスタインや交雑種、黒毛和種など120頭が上場。競りが始まる前には、詰め掛けた購買者らが市場内に繋留された家畜の成育状態やケガの有無、毛づやなどを入念に見定めていました。競り人の威勢の良い掛け声が場内に響き渡ると、子牛全頭が次々に競り落とされました。
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