熊本市畠口町の乙畠営農組合は、生産する春まきソバでオリジナル乾麺「乙畠そば」をJA熊本市と共同で商品化しました。
主に飼料用水稲の生産に取り組んでいる同組合は、生育期間が約60日と短いソバ栽培に着目。地域の基幹産業である海苔と水稲生産に影響しない農閑期を利用し、今年3月下旬、試験的に30㌃の栽培を手掛けました。
6月初旬に収穫したソバ230㌔を同JAで集荷・乾燥後、市内の製粉・製麺加工業者に製造を委託。香り豊かなソバに仕上がりました。「手延べそば」と「海苔入りそば」の2種類。どちらも1袋200㌘、240円。1箱10袋(各5袋)入りは2400円。12月1日から販売を始めており、JA熊本市の各支店購買店舗と農産物直売所で購入できます。
営農組合の豊住進組合長(62)は「熊本市では珍しい春ソバの産地化を目指したい」と意気込んでいます。問合せはJA熊本市購買部、電話096(372)6932。 |