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■地産地消は女性部が率先

 「いきいきくまもと農業塾」が11月9日、熊本市国府本町の住宅街にある畑(約50平方㍍)で開かれ、JA熊本市女性部の部員らが現場実習に臨みました。畑は同女性部の北口和皇部長が所有する農園の一部で、同部員や行政、JAの営農担当職員ら12人が参加しました。
 農業塾は都市部の農業を担う人材の育成を目的に、JA農業支援センターが主体となって運営。同センター職員が技術指導します。
 この日、女性部員らはニンニクの定植作業を体験。手始めに全員が鍬やスコップを握り、圃場の整備から取りかかりました。草を取り除き、畑全体を耕しながら堆肥40㌔を散布。管理機を利用して土壌とまぜ合わせ、土をフカフカの状態に仕上げました。日当りと水はけを良くするために畝立て(幅0.8㍍・長さ15㍍)にも取り組み、4つの畝の表面を平らにすると、ニンニク種(約5㌔)を15㌢間隔に手作業で植えていきました。
 堆肥は地元企業と農商工連携により開発した焼酎粕乳酸発酵堆肥で、開発を支援したJA熊本市地域力連携拠点が提供。この堆肥を使用することで土壌の通気性・保水性・保肥性、さらに微生物の活性化による活力促進が期待され、農作物の生育への効果を実証したい考えです。
 JA女性部の北口部長は「市内産農産物の学校給食への導入などを通じ、地産地消を促進して食料自給率の向上につなげたい」と意欲を語りました。

耕うん作業に取り組む北口部長ら
ニンニク種は指の第二関節までしっかり植え付け