熊本市農協園芸部会は10月20日、市内ホテルで平成21年産秋冬野菜・果実出荷大会を開きました。生産部会役員や県・市の関係機関、主要卸売市場30社、JAの指導・販売担当者ら81人が出席し、今後の販売対策などを協議しました。
村上一也JA組合長が「本市の農産物は多彩で生産量も多く品質も優れている。市場関係各位のご認識を一層深めていただきたい」とあいさつ。今井厚雄部会長は「農産物価格は過去に類を見ない程低迷しているが、生産するからには消費者の求める安全・安心な野菜の提供に努力しよう」と呼び掛けました。
品目ごとの生育概況や今年産の販売基本方針、出荷計画についてJAの担当者が説明。管内で生産される多種多様な共販農産物のリレー・セット販売で市場占有率を高めて消費拡大を図り、生産農家の所得向上・経営安定を目指していくことを確認しました。
卸売市場の代表4社が市場取り組みや情勢を報告。生産者の希望価格へ誘導するため、量販店に対して売り場の充実に向けた販売企画を働きかけていくことなどが示され、活発に意見を交わしました。
JA管内ではハウス栽培のナスや露地温州ミカンの出荷が本格化しており、今後はトマト、メロン、イチゴなど順次出荷が始まり、21年産園芸合計で87億4000万円の販売目標達成を目指します。
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