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■3割を1等 米検査開始

 平成21年産水稲の検査が10月19日、JA熊本市画図支店農業倉庫で始まり、JAの農産物検査員らが粒の形や色・大きさなどを慎重に検査しました。統一した検査で適正な格付けを行うため、検査前にはサンプルを用いた目慣らし会も開きました。
 初日は7人の検査員が「ヒノヒカリ」1153袋(1袋30㌔)、「森のくまさん」302袋、「あきまさり」200袋を検査し、全体の約3割(538袋)を1等(整粒歩合73%)に格付け。JA営農部では、今年産は心白粒や乳白粒などの高温障害が少ない反面、一部に白未熟粒が見られやや充実不足とみています。
 九州農政局によると、熊本市など県北地帯の作柄概況として1穂当たりもみ数は多いものの、6月下旬から7月下旬の日照不足の影響で穂数は平年に比べて少なめ。9月15日現在の10㌃当たり予想収量は510㌔で作況指数97の見込み。
 JAでは12月上旬まで、管内8箇所で約4500㌧の検査を実施し、21年産米の集荷目標数量7万5000俵の達成を目指します。

粒の状態を慎重に分析するJAの農産物検査員ら