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■地域の農産物を消費者へ

 JA熊本市は10月1日、同市島町に新規開店したマックスバリュ西熊本店内に5店舗目のインショップをオープンしました。
 店内には地元の農家らを中心に、JA農産物直販部会員が作るトマトや小松菜など約30種類の野菜や果物をはじめ、加工品も数多く並べられました。
 野菜などを買い求めていた同市島町の主婦、松本理恵さん(35)は「作った人の名前が書いてあり安心できる。食材は安全で新鮮なものを選びたい」と話していました。
 平成18年3月にJA直営の農産物直売所「夢未来」をオープン以降、地域住民らを中心に利用者は増え続け、地場農畜産物の販売は好調です。管内の大型ショッピングセンターなどインショップ4店舗と合わせ、20年度は約2億2000万円を売り上げました。
 新鮮な農産物や加工品は同部会の部会員(160人)が毎朝持ち込み、売れ残りは出品者が責任をもって持ち帰ります。その日の生産者によって店頭に並ぶ野菜の種類や量は変わりますが、どの農産物も昼前には品薄状態となるため、生産者らは追加搬入して品揃えの充実に努めています。
 部会長の千場誠一さん(67)は「インショップの展開で地域の新鮮な農産物を消費者へ提供し、農家の所得向上につなげたい」と意気込んでいます。

買い物客らでにぎわう新規オープンしたインショップ