全国有数のミカン産地である熊本市河内町のJA熊本市夢未来柑橘選果場で9月29日、極早生温州ミカン「豊福」の選果が始まりました。初売りは10月1日。
初出荷にあわせて開いた出発式には、JA柑橘部会役員や県・市の関係機関、運送会社、JA関係者ら約30人が参加。
部会長の津田忠雄さん(58)は「良質のものを作ろうと努力してきた結果、非常においしいミカンが出来た。首都圏など大消費地へ向け、品質管理に注意して安全運転で届けてほしい」と呼び掛けました。
生産者らは、約100㌧の初荷を積んで主に関東・関西などの市場へ出発する大型トラック10台を拍手で見送りました。
九州農政局によると、熊本市のミカン算出額は数字の残る平成18年が52億1000万円で九州1位(市町村別)。今年は梅雨明けが遅くミカンの品質低下が懸念されましたが、8月以降の好天と小玉果の摘果・かん水作業など生産者の努力により品質は良好。
この日生産者らは、山間の地元稲荷神社を徒歩で訪ね、高値販売と安全輸送を祈願しました。
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初荷を積んで出発するトラックを見送るJA柑橘部会役員ら |
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