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■技術の習得を現場実習で

 熊本市とJA熊本市は9月21日、仕事として農業を考える新たな担い手を対象に、同市良町の圃場で現場研修を行いました。熊本市が今年度新たに行う新規就農支援事業の取り組みで、研修生3人が野菜の定植など初めての実習に臨みました。
 受入農家の良町営農組合野菜部会が地元農家から借り受けた耕作放棄地20㌃の畑を活用。もう一つの受入農家である㈱アグリともあいの関係者も参加しました。
 同部会の組合員やJA農業支援センターの職員が技術指導。研修生らは、ニンニクとブロッコリーの苗(4120本)を手作業で植え付けていきました。
 研修生の森本港さん(53)は「一人で就農を目指すのは大変。専門農家で研修し、どのような栽培形態で作物は何が良いかなどを見いだしていきたい」と意欲的。
 同部会長の米森哲雄さん(66)は「農業は厳しい面もあるが、やる気があればやっていける。一人でも多くの担い手が育っていくことを願う」と話します。
 10月には水稲の刈り取りなどを予定しており、研修生らは来年3月まで7カ月間、野菜や花きの定植から収穫に至るまで追肥や病害虫防除など栽培管理に取り組み、技術を身に付けて市内での就農を目指します。

米森部会長(右端)と関係者ら
ニンニクを植える研修生(右)と受け入れ農家