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■夢未来みかん生産販売対策を協議

 JA熊本市柑橘部会は9月9日、同市河内町のJA夢未来柑橘選果場で平成21年産夢未来みかん出荷協議会を開きました。生産者や県・市の関係機関、全国の主要市場(卸売会社)21社、JA関係者ら約450人が出席し、今後の生産取り組みや販売対策などを協議しました。
 津田忠雄部会長が「連日猛暑が続く中、昼間の仕上げ摘果や夜間の灌水作業と品質向上のために生産者は努力している。消費の低迷で単価が下落しても、生果販売の増大により再生産価格維持につながるよう市場にお願いしたい」と呼び掛けました。
 今後の対策として、マルチ被覆とフィガロン乳剤散布による品質向上対策の継続や品質の均一化を図るための樹上での仕上げ選果・家庭選果の徹底、品種ごとの適期収穫と来年産へ向けた樹勢回復の実施などを確認。
 販売対策では、消費地の要望に応じた集荷体制として出荷割当による計画出荷の徹底や極早生集荷終了日の厳守などを申し合わせました。
 同JAによると、今年は梅雨明けが遅く品質低下が懸念されたが8月以降好天に恵まれ、9月1日時点で糖度は平年並みに回復し、生産状況は良好。
 高糖度が特性の極早生「肥のあかり」の出荷開始は9月15日。JAでは、来年3月上旬にかけて露地生果合計で2万5050㌧の生産販売を計画。
 市場の代表が「作り上げた夢未来みかんを生産者の販売代理人として、より多くより高く売ることを宣言したい」と力強く決意表明しました。

出荷を直前に控え、関係者が集結した協議会