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■「豊水」が出荷本格化

 JA熊本市管内で8月17日、露地物のナシ「豊水」の出荷が本格化し、生産農家は収穫に大忙しです。7月15日に初出荷したトンネル施設栽培の梨「幸水」を皮切りに、8月に入り露地物の「幸水」、同月中旬から「豊水」の出荷が始まりました。
 球形の「豊水」は、優れた食味とやわらかい肉質が特徴です。今年産は、程よい降雨により果実肥大が良好。梅雨明け以降は好天に恵まれ、糖度も右肩上がりで甘くてジューシーなナシに仕上がりました。
 JA熊本市芳野梨部会は、28戸の生産農家が7㌶を栽培。消費者へより安全・安心な果実を届けようと、部会員全員がエコファーマーの認定者です。
 部会長の上杉祐司さん(52)は、「化学肥料や農薬を減らし、堆肥主体で作る芳野のナシを多くの人に食べてもらいたい」と意欲をみせます。
 生産者が収穫したナシは選果場に持ち込まれ、機械による選別の後、選果員らが丁寧に箱詰めし、主に関東、関西、九州の市場へ日量約1000ケース(1ケース5㌔)を出荷しています。
 9月上旬から「あきづき」、中旬から「新高」へとリレーされる出荷は11月上旬まで続き、平成21年産全体で113㌧を見込んでいます。

一玉ずつ丁寧に収穫する上杉部会長