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■消費者が生産者目線で

 JA熊本市農業支援センターは8月18日、いきいきくまもと農業塾の地区活動を健軍支店管内で開き、塾生ら15人が初めての現場実習に臨みました。同支店では、今月4日の秋野菜栽培講習会で決めた年間計画に沿って、ハクサイやホウレンソウなど地域の特色を生かした野菜作りに取り組みます。
 この日は、野菜を作るうえで基本となる土作りや圃場(ほじょう)整備、ニンジンの種まきを体験しました。
 同センター職員の指導で、塾生らはスコップや肥料桶を使って約5㌃の畑に堆肥(1200㌔)を散布。同JA地域力連携拠点と連携し、焼酎粕乳酸発酵堆肥を投入して循環型農業を実践。管理機の実演指導もあり、機械を手押しして耕うん作業に取り組みました。
 また、鍬で1.3㍍幅の畝を作り、土の表面を板で平面に均した後、ニンジンの種を播きました。水をたっぷり与えた種は、発芽するまで約5日間、毎日の水やりで管理します。
 同支店の塾生らでつくるオリーブ会会長の光永真由美さん(51)は、「農家出身者がほとんどで、両親への理解や土地への愛着が湧く。消費者でもあるが、生産者側に目を向けた活動に取り組み、地域の仲間作りにもつなげていきたい」と話します。
 9月8日には、ハクサイとシュンギクの種まきを予定しています。

管理機を押して、土を耕す塾生
鍬やスコップを使って畝づくり