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■省力化へ無人ヘリ導入

 熊本市の天明地域無人ヘリ防除作業受委託組合は10〜16日までの期間、同市天明地区で無人ヘリコプターを利用した水稲の防除作業を初めて行っています。JA熊本市管内では飽田地区で既に導入していますが、今年3月に意向調査したところ多くの農家が希望したため、同組合を立ち上げました。
 ヘリによる防除は作業省力化による農家の労力軽減に加え、農薬のコスト低減や適期防除の徹底が図られ、品質の均一化にもつながると期待されています。
 天明地区で、うるちやもちなど水稲を栽培する農家190戸が作付ける270㌶が対象。上空から農薬を散布し、ウンカ類、コブノメイガなどの害虫や紋枯病、いもち病などを防除します。
 組合長の槌田榮一さん(65)は、「当地区でも農家の高齢化が進み、重いミスト機を背負っての作業は重労働かつ危険を伴う。効果を見極めて良好なら、来年以降、面積を拡大したい」と話します。
 来月2日から9日まで、今年2回目の防除を予定しています。

低空飛行で効率よく散布するヘリとオペレーター