あぐりキッズスクール

JA熊本市は、子どもたちに体験を通して農業や食の大切さを学んでもらおうと「あぐりキッズスクール」
を開校しました。今年も女性部、青壮年部と協力しながら、田植えや稲刈り、野菜や果物の収穫体験などの
開催を予定しています。

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新入職員農家で実習

 JA熊本市は毎年、入組した全職員を対象に農家実習をしています。職員22人が11月17日〜19日の3日間、8班に分かれて実習。管内で園芸作物や柑橘(かんきつ)を栽培する農家へ出向き、収穫や箱詰め作業を手伝いました。農業を体験することで、JAが果たす役割や重要性の認識を深め、農家や地域に密着した職員を養成することを狙います。
 本店営業支店で貯金を担当する前田奈々葉さん(19)は飽田地区でナスを生産する西村茂さんの指導を受けながら実習に励んでいました。前田さんは「農作業をするのは初めてです。農家の苦労や作業内容が分かり、勉強になっています」と話しました。
 受け入れ農家の西村さんは「農作業は服などが土で汚れるので最初は心配していましたが、始まってみると泥だらけになりながら一生懸命やってくれるので大変助かっています。作業を覚えるのも早く丁寧なので、この経験を普段の業務に活かして、成長してもらえたら嬉しいです」と期待を込めました。


生産管理の徹底で過去最高のでき・JA熊本市白浜苺部会出荷協議会

 JA熊本市白浜苺部会は11月9日、JA河内支店で令和2年産白浜苺部会出荷協議会を開きました。協議会には、新型コロナウイルス拡大防止のため、部会員代表、行政、JA関係者ら25人の少人数制で行いました。品種別作付面積は、「ゆうべに」384アール(前年比116%)、「恋みのり」206アール(前年比96%)、「さがほのか」10アール(前年比16%)を計画。11月19日から出荷しており、5月末まで続きます。目標生産量300トン、販売金額4億5千万円を目指します。
 2020年産は、7月の雨、8月の高温と育苗管理の難しい気象条件となったがスケジュール厳守と病害虫防除の徹底により充実した苗に仕上げることが出来ました。
 同部会は摘果・摘房を実施し品質向上に努めており、近年、農薬に対して抵抗性が発達している葉ダニ対策として全戸、新たな天敵農薬を導入し樹勢の維持による収量の確保と減農薬栽培を行っていきます。中川秀信部会長は「本年産ここまでのイチゴの生産管理については部会員の生産努力で育苗、定植後の活着、株づくりなどどれを取っても過去最高のできになったと感じています」と期待を込めました。市場を代表してビデオ出演した東京青果の果実第2事業部村本秀明係長は「白浜の品質評価は高く、ここ数年で他産地から夢未来イチゴへ切り替えたお客さんもいます。引き続き、品質対策を希望します」と話しました。


大豆「すずおとめ」初検査

 JA熊本市で11月17日、2020年産大豆の初検査が同JA秋津カントリーエレベーターで始まりました。初日は農事組合法人秋津営農組合の生産者が育てた普通小粒大豆「すずおとめ」が紙袋21.6トン、フレコン12トンが出揃いました。JA農産物検査員ら4人が検査。粒の形質・色などを見極めた結果、小粒がほぼ1等、粒小粒が2等と上々の品質となりました。
 JA管内の秋津地区では105ヘクタールを栽培。品種は「すずおとめ」と「フクユタカ」。2020年産は9月中旬の開花時期に台風の影響もなく、好天に恵まれていたため、10アールあたり184キロ(前年比37%増)を収穫し、例年以上の収量がとれました。同JA営農指導員は「9月の好天により順調に成長し、収量も確保され、品質も申し分ない出来となっています」と話しました。
 「すずおとめ」は全量を食品メーカー「丸美屋」と契約栽培しており、県内の小中学校へ給食用納豆として供給しています。「フクユタカ」は主に豆腐に加工されているが、煮物や味噌の材料としても幅広く利用されています。


スティックセニョール出荷スタート・JA熊本市スティックセニョール部会

 JA熊本市管内で11月上旬より、スティックセニョールの出荷がスタートしました。L階級中心に週6回、日量約200ケース(1ケース3キロ)を出荷。4月上旬まで約90トンを計画します。
 熊本市南区の吉岡優作さん(40)の畑では、9月10日に定植した苗が収穫の時期を迎えていました。吉岡さんは、減農薬と土づくりに力を入れており、今年は肥料を使わずにもみ殻などで作った自家製の堆肥と、食物残渣で作った堆肥を混ぜた栄養豊富な畑で、高品質栽培を徹底しています。吉岡さんは「今年は定植後の10月の雨が少なく、成長が遅れ気味でしたが、出荷時期に順調に成長してくれました。3月末の出荷終了まで安定出荷をしていきたいです」と話しました。
 スティックセニョールは、見た目はブロッコリーだが、茎はアスパラのように甘く、シャキシャキとした食感があります。1つで花蕾・茎の両方を楽しめるのが魅力です。
 JAスティックセニョール部会では、生産者56戸が8ヘクタールで栽培しています。スティックセニョールは天候に影響されやすいため、定植時期の分散を取り組み、安定供給を図っています。その他にも、スティックセニョールのレシピが掲載したパンフレットを配り、消費拡大に努めています。


大豆収穫順調・収量・品質上々

 熊本市の農事組合法人秋津営農組合は10月中旬から大豆「すずおとめ」の収穫と、11月12日から「フクユタカ」の収穫を開始しています。同組合は、「すずおとめ」27ヘクタール、「フクユタカ」78ヘクタールを合わせた105ヘクタールを収穫。収穫はフクユタカを含め好天が続けば12月上旬まで続く見込みです。
 作業は、オペレーター13人が手分けして、コンバインで行います。2020年産は9月中旬の開花時期に台風の影響もなく、好天に恵まれていたため、10アールあたり184キロ(前年比37%増)を収穫し、例年以上の収量がとれました。
 現場の担当職員は「JA熊本市秋津乾燥調製貯蔵施設(秋津カントリー)を効率よく回転させるため、圃場での乾燥を心掛けています。熟れ具合を見て時期を調整して刈取りを進めていきます」と話しました。
 「すずおとめ」は全量を食品メーカー「丸美屋」と契約栽培しており、今年も県内の小中学校へ給食用納豆として供給し、「フクユタカ」は主に豆腐に加工されます。