あぐりキッズスクール

JA熊本市は、子どもたちに体験を通して農業や食の大切さを学んでもらおうと「あぐりキッズスクール」
を開校しました。今年も女性部、青壮年部と協力しながら、田植えや稲刈り、野菜や果物の収穫体験などの
開催を予定しています。

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夢未来みかんをPR・夢未来みかん祭り

 JA熊本市柑橘部会と市農畜産物生産出荷組合は11月27日、同市中央区上通町のびぷれす広場で「夢未来みかん祭り〜河内町特産品フェア〜」を開きました。全国でも有数の柑橘産地である夢未来ミカンの販売、河内地区の海産物の販売を行い、夢未来ブランドのPRと消費拡大を図るのを目的として今年で12年目を迎えます。
 新型コロナウイルスの感染防止対策として、毎年恒例のミカンの詰め放題ではなく、袋詰めで販売。高糖度みかん「夢の恵」の販売や完熟梅「南高」を使った手作り梅ジャム、数々の賞を受賞している焼き海苔「塩屋一番」「船津一番」が並び、終日多くの来客者で賑わいました。
 今年は、熊本中央高校とコラボした「三色ギョーザ」「みかんちゃん大福」「梅ジャムマカロン」「梅ジャムパウンドケーキ」も販売。
 例年好評のお歳暮用のミカンの宅配受付も同時に行い、売り上げの半分を占めました。受付を行ったお客様は「昨年イベントに参加した際に食べたミカンがおいしかったので、今年も買いに来ました。親戚にも食べて欲しいので贈答用の受付をしに来たました」と話しました。毎年訪れる常連客も多く、夢未来ブランドの定着が伺えました。
 柑橘部会の田中博文総務部長は「今年は開催を悩みましたが、顔が見える形で販売をしたかったので、開催に至りました。自分たちが1番自信をもったミカンをまずは地元の人たちにおいしくいただいてほしいです」と話しました。


JA助け合い組織全国交流集会・JA健康寿命100歳サミット開催

 JA熊本市助け合いの会は12月4日、JA助けあい組織全国交流集会・JA健康寿命100歳サミットを開催しました。助けあい活動をさらに活性化させ参加者に各地域で一層活躍してもらうため、全国のJA、助けあい組織が交流を深めました。JA助けあい組織の役員・会員や、JA職員、中央会担当者ら約20人が参加しました。
 今年は新型コロナウイルス拡大防止のため交流集会は、全国から6JAがオンラインで参加。「あなたに届けるJA健康寿命100歳弁当」コンテストの表彰式や、地域の仲間と助け合うみんなの取り組み発表会、JA介護予防運動、コロナ禍における感染予防対策について学びました。
 「ステイホームでも100歳プロジェクト」では、JAくらしの活動推進アドバイザーの佐久間幸子さんを講師とし、参加者全員でフェイスシールド、マスクホルダーを制作。クリアファイルを使った誰でも作れる簡単なものです。会員らは各自で用意したマスキングテープや飾りなどを貼り付け、オリジナルのフェイスシールドとマスクホルダーを作りました。
 JA助け合いの会中島ヒサ子会長がJA健康寿命100歳宣言を行い、健康寿命の延伸と活力ある地域づくりを目指すことを誓いました。


苺出荷スタート・JA熊本市白浜苺部会

 JA熊本市白浜苺部会の2020年産イチゴの出荷が始まっています。12月上旬、主力品目である「ゆうべに」5000パック(1パック250グラム)、「恋みのり」2000パックを、西区河内町の白浜集荷場から、関西、関東方面に連日出荷しています。5月末まで続き、総出荷数量120万パック、販売金額4億5000を目指します。
 中川秀信部会長のハウスでも赤く熟した「ゆうべに」が収穫の時を迎えていました。「今年は、安定出荷と二番果の品質向上のため、全部会員、果房数の制限を行い、樹の弱りを防ぎ次果房の生育を早める取り組みを行っています」と、部会全員での栽培管理の徹底について話しました。
 2020年産は、適期の育苗スケジュール及び肥培管理マニュアル厳守による苗育成などの栽培管理の徹底により、順調に生育。花の大きさ、果数ともに充実し、大玉傾向で高品質に仕上がっています。部会生産者17戸がハダニに対する天敵を導入し、減農薬栽培に努めます。
 中川部会長は「今年は災害や天候不順が多かったですが、被害はなく、近年稀に見る良いできに仕上がっています。高品質なイチゴを全国へ届けたいです」と意気込みました。


トマト黄化葉巻巡回

 熊本県病害虫防除所は11月5日、熊本県でトマト黄化葉巻病の寄生葉率が1.4%(平年0.9%)で平年の1.5倍多いとして、注意報を発表しました。トマトやミニトマトで発病し、大幅に減収する恐れがあります。発症株の抜き取りや、病害を媒介するタバココナジラミの防除を呼び掛けています。
 12月2日に県・市・JAの指導員7人が管内のトマト圃場(ほじょう)を調査した結果、発病株率0.48%(平年0.8%)と平年以下の結果となりました。葉の黄化や葉巻きが発生し、悪化すると落果や結実不良する恐れがあります。
 JAでは、入れない出さない対策を実施し、コナジラミの被害を最小限に抑えています。黄化葉巻病等の回避を目的とした粘着板設置、0.4ミリ目の防虫ネット、苗の段階での新剤ベミデタッチ(忌避剤)による行動抑制、定植前の潅注防除、定植時の粒剤使用、定期的な防除により発生が抑えられている状況です。指導員は「熊本県病害虫防除所予報では10月から11月でやや多いとの予想が出ていましたが、各種対策で被害は抑えられています」と話しました。


米検査品質良好・JA熊本市飽田カントリーエレベーター

 JA熊本市飽田カントリーエレベーター(CE)で11月24日、2020年産米の初検査が行われました。検査の結果、うるち米が1等、もち米が2等と、上々の品質となりました。
 生産者が育てた、うるち米580トン(前年比93%)、もち米662トン(同107%)が出揃いました。JA農産物検査員ら6人が粒の形質・色などを検査しました。
 JA管内の飽田地区では267ヘクタールを栽培。品種は「くまさんの力」「ヒヨクモチ」。20年産のうるち米は7、8月の日照不足で収量が去年より少なかったですが、もち米は9月の好天により収量が多かったです。どちらも品質は申し分ないできとなっています。JA飽田CE利用組合の河野大介組合長は「今年は収量に少し差が出たものの、品質はうるち、もち共に高品質に仕上がっています。今後も指導員と連携をとりながら、栽培管理を徹底していきたいです」と話しました。