あぐりキッズスクール

JA熊本市は、子どもたちに体験を通して農業や食の大切さを学んでもらおうと「あぐりキッズスクール」
を開校しました。今年も女性部、青壮年部と協力しながら、田植えや稲刈り、野菜や果物の収穫体験などの
開催を予定しています。

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ドローンを活用・農作業労力削減を目指す

 JA熊本市とグリーンテックは、農作業労力軽減を目的として、農業用ドローンを活用した肥料散布試験を飽田地区の圃場で実施しました。
 農家、業者、JA指導員など約7人が参加し、麦の追肥をドローンで試験しました。参加者から「圃場に入らなくても全面散布が出来るので作業メリットがある」などの肯定的な意見が出ました。
 3月3日の試験日は、MG−1ドローンを使い、20ヘクタールの圃場で試験。通常は5倍の時間がかかるところをドローンは、5キロ(尿素粒)の肥料を積み、15アールを2分間飛行しました。また、GPS(全地球測位システム)も付いているため、ドローンに圃場の情報を入力すれば自動で動くシステムとなっています。
 JA熊本市は、肥料散布試験に続き、4月に農薬散布試験も実施するとしており、ドローン散布で作業効率化に取り組みます。


地域の未来を担う子どもたちの支援・じゃがいも植え付け・ホウレン草収穫

 JA熊本市は3月4日、熊本市が取り組む子ども・子育て支援事業「子ども食堂」に提供するじゃがいもの植え付けとホウレン草の収穫に取り組みました。地域の未来を担う子どもたちの健全な育成の支援を目的として行いました。子ども食堂は、孤食の子どもたちへ、食することの楽しさや熊本市産の安全・安心な無農薬野菜を食べてもらうために活動する団体です。
 東部・竜田支店のふれあいプロジェクトは、女性部が地域貢献の一環として取り組んでいる、子ども食堂へ提供するための野菜の栽培に共同で作業をします。女性部員のみでは作業が困難なことから、応援要請を受け、参加することとなりました。
 理事、女性部員、JA職員ら約15人が参加し、熊本市北区龍田にある約8アールの圃場にじゃがいもを植え付けました。前日のマルチ張りには青壮年部員も参加し、植え付けの準備を手伝いました。収穫時期を迎える6月には、子ども食堂に集う、地域の子どもたち100人を寄せ、じゃがいも収穫体験を開く計画です。
 同日に、熊本市北区楡木にある約15アールの圃場に移動し、ホウレン草を収穫。収穫したばかりの新鮮なものを市内2つの活動団体に贈呈しました。瀬上カチ子部長は「新鮮で安全なものを食べて欲しいから無農薬栽培を続けています。収穫体験も経験することで子どもたちに農業の楽しさや興味を持ってもらえたら嬉しいです」と話しました。


ウンカ対策・栽培管理の徹底を・水稲講習会

 JA熊本市は3月4日、県央広域本部の農業普及・振興課と合同で育苗の水稲栽培講習会を開きました。播種期から田植えまでの栽培管理についてJA営農指導員が講義しました。
 管内の池上、上熊本地区から約20人の生産者が参加し、病虫害防除や種子消毒、箱処理剤の種類と効果などについて説明。
 近年は、水稲の病害虫である「トビイロウンカ」の発生警報が出るレベルとなっています。昨年JAでは、いち早く新薬剤である「ゼクサロン剤」を市内面積の80〜90%まで導入。ウンカによる坪枯れを最小限に軽減できました。箱当り50グラムの施用量を守って長期残効の指導講習をし、早期対策の重要性を呼び掛けました。
 営農指導員は、「早い段階で対策することでウンカの被害を最小限に抑えたいです。高品質なものを作るためにも栽培管理を徹底してほしい」と話しました。


中央高校とのコラボ商品開発・卒業を迎える3年生へ記念品贈呈

 JA熊本市は、2020年度熊本中央高校普通科総合探究コースの3年生と共同でJA管内の農産物を使った商品開発に取り組みました。2月26日の卒業式に先立ち、卒業を迎える3年生に対し、記念品として生徒と製作した加工品を贈呈しました。
 2月24日に、同校の体育館で贈呈式を開き、総合探究コースの1年間の活動に対して、加工品と感謝状を贈呈し、熊本市産農産物のPRへの貢献を称えました。記念品を受け取った生徒は「この1年間、商品開発を通してとても勉強になりました。この経験を活かして卒業後もがんばっていきます」と話しました。
 管内の生産量が特に多い、ナス・トマト・ピーマンを使った「野菜餃子」と「カレーつけ麺」、河内町のミカンを使った「みかんクリーム大福」を生徒49人分用意。昨年、生徒たちと何度も話し合いや意見交換を重ねて仕上がった商品です。
 共同製作した加工品は、道の駅すいかの里などで販売しています。今後もネット販売等で継続的に販売していく計画です。


ミニデイサービス利用者に特製弁当届ける・JA熊本市助け合いの会ふれあいともあいの会

 JA熊本市助け合いの会ふれあいともあいの会は2月下旬、JA東部支店主催のミニデイサービスに参加する地区の代表者へ手作り弁当、味噌、全農たまごスープを贈呈しました。
 手づくり弁当80個は、高齢者のことを考えて、薄味で油濃くないもので手作り。弁当はコロナウイルス感染拡大防止のため、鹿帰瀬など4地区の代表者から各地区の個人宅へ配られました。受け取った代表者からは「心のこもった弁当は大変喜ばれると思います。皆さんの心遣いを伝えて、弁当を渡したいと思います」と感謝を述べました。
 ふれあいともあいの会は2012年に発足し、協力会員11人がボランティアで年に4回、ミニデイサービスと子育て支援の活動をしています。
 瀬上カチ子会長は「1年間、コロナの影響で何も活動ができなかったので、久々に活動ができて私たちも嬉しいです。現在も人を集めて行動することは難しいけど、今やれること、できることをしていきたいです」と話しました。