あぐりキッズスクール

JA熊本市は、子どもたちに体験を通して農業や食の大切さを学んでもらおうと「あぐりキッズスクール」
を開校しました。今年も女性部、青壮年部と協力しながら、田植えや稲刈り、野菜や果物の収穫体験などの
開催を予定しています。

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ドローンで「リゾケアXL」直播・労働力削減

 JA熊本市は水稲の種播き、除草剤散布、防除まで全ての作業をドローン(小型無人飛行機)で行う一貫体系に取り組みます。これにより、これまでの直播機を使った播種作業や田植え機による苗の移植などに比べ、大幅な時間短縮と労働力の削減が期待できます。
 5月27日、川尻地区の湛水6アールで、ドローンによる水稲の直播試験を行いました。同JA、JA熊本経済連、メーカー数社が参加。品種「くまさんの力」の種をコーティングした「リゾケアXL」2.7キロを約4分で播種。その後、除草剤「ベルーガ」600グラムを3分で散布、ジャンボタニシ防除剤「スクミノン」2キロを8分30秒で散布しました。
 「リゾケアXL」は、酸素供給剤、苗立枯病の防除、害虫から苗を守る薬剤をコーティング処理した種子。苗立ちを安定させるのが特徴です。
 ドローンはヤンマーアグリジャパン社製。センサーで障害物も回避でき、安全性も高く、場所や天候に合わせて飛行コースや高度、種もみを落とすなどを事前に設定し、セミオートで操作することが可能です。
 JA管内では生産者数が減少する一方で、一人当たりの経営面積は拡大しており、今後もその傾向が続く可能性は高いです。従来の田植えに代わる技術として、ドローン農業の技術体系化には関係者の期待が集まります。
 同JA営農指導員は「農家の高齢化や、後継者不足による人手不足など、農業現場の問題解決につなげたいです。これからの技術の進化に期待しています」と話しました。


女性部とJA職員ら共同作業・子ども食堂支援

 JA熊本市と女性部は5月23日、竜田支店管内にある畑で、ジャガイモの収穫に取り組みました。女性部員、職員ら約50人が参加。ジャガイモは女性部が子ども食堂へ提供する為に栽培していたものです。
 参加者は、8アールの畑で土を掘り収穫、ジャガイモを入れたコンテナを運ぶなどをして汗を流しました。
 JAは、2019年度に計画した、3ヵ年計画の中の「地域と連携した食農教育活動の活発化」の取り組みとして、地域の子ども達を対象とした農業体験を計画。しかし、コロナの影響で中止とした為、JA職員らに呼び掛け、人数を募りました。
 収穫した1トンのジャガイモは、熊本市内の子ども食堂へ提供する他、参加者全員に配られました。
 女性部の瀬上カチ子部長は「本来であれば、地域の子ども達と収穫体験をする予定でした。コロナで余儀なく中止となりましたが、今回は、普段関わることがない職員とのふれあいや、共同作業で楽しく取り組むことができました」と話しました。


「高砂レンコン」PR・地元で採れたレンコンで手軽に作れる料理を考案

 熊本市高砂地区で5月21日、KKT熊本県民テレビ「もっこすキッチン」の撮影がありました。同番組はシェフの神保佳永さんが、熊本の農産物を使った手軽に作れるおいしい料理を考案、紹介しています。収録では地元で収穫した「高砂レンコン」を使った「カレー香るレンコンフリット」を作成します。
 番組に出演する「もっこすファイヤー」の2人が、沖新町でレンコンを栽培する藤本貴也さん(42)の園地を訪れ、妻・知美さんと出演しました。藤本さんは、就農14年目。家族でレンコン1.8ヘクタール、ミニトマト65アールを栽培しています。
 同地区のビニールハウスで栽培されるハウスレンコンは、「早堀りレンコン」とも呼ばれ、全国に先駆けて5月中旬から8月中旬まで出荷されます。泥を落とすと真っ白な姿を現し、あくのないみずみずしさとサクサクとした食感が特徴です。
 番組は6月1日に放送予定。藤本さんは「今年のレンコンは生育前進で、例年より早く収穫しています。色んな料理に使える高砂レンコンを消費者にたくさん食べてほしいです」と話しました。


梅「鶯宿」出荷開始・JA熊本市梅部会

 JA熊本市芳野地区で、梅「鶯宿」の出荷がスタートしました。初出荷の5月12日は、約1.2トンをJA芳野選果場で選果。広島、福岡、熊本に出荷し、5月下旬まで続きます。
 部会は20人が6ヘクタールで栽培。高品質な梅を出荷するため、徹底した栽培管理に取り組み、果実に傷が付かないよう、丁寧に手作業で収穫しています。
 2021年産は開花時期の2月に気温が高かったため、開花が早く、着果良好。例年よりも10日程早い出荷スタートをきりました。出荷量は例年並みで、果実肥大は良好です。
 「鶯宿」は、昨年より取り扱いを始めた品種。1粒約25〜30gの重さで、主に梅酒や梅ジュース、梅干しへの加工用として利用します。
 梅の販売担当職員は「生産者が丹精込めて作った安全・安心な梅をより多くの消費者に手に取ってもらいたいです」と話しました。


梅「玉英」出荷開始・JA熊本市梅部会

 JA熊本市梅部会で5月12日、梅「玉英」の出荷がスタートし、JA芳野選果場に約1.5トンが出揃いました。広島、福岡、熊本に出荷。5月下旬まで続き、部会メイン品種である「南高」に切り替わります。
 部会は20人が6ヘクタールで栽培。高品質な梅を出荷するため、徹底した栽培管理に取り組み、果実に傷が付かないよう、丁寧に手作業で収穫しています。
 2021年産は、2月の高温で梅の開花が早かったことにより生育が前進し、例年よりも10日程早い出荷スタートをきりました。昨年より着果良好で、果実内容も申し分ないできです。
 「玉英」は、1粒約25グラムで種が小さく、果肉は厚く柔らかいのが特徴。ほどよい酸味を持ち、梅干し、梅シロップ、梅酒、ジャムなどに加工して利用します。
 梅の販売担当職員は「今年もコロナの影響で外出自粛が続くと思いますが、今が旬の梅を使って、梅干しや梅酒作りに挑戦して季節感を楽しんでほしいです」と話しました。