あぐりキッズスクール

JA熊本市は、子どもたちに体験を通して農業や食の大切さを学んでもらおうと「あぐりキッズスクール」
を開校しました。今年も女性部、青壮年部と協力しながら、田植えや稲刈り、野菜や果物の収穫体験などの
開催を予定しています。

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「夢未来」ブランドの向上を目指す・JA熊本市柑橘部会通常総会

 JA熊本市柑橘部会は柑橘選果場で5月20日、第23回通常総会を開きました。部会員、行政、業者、JA関係者らが出席し、2021年度事業実績並びに収支予算報告と22年度事業計画、役員改選など9議案を可決・承認。役員改選では、藤森稔さん(57)を部会長に選任しました。部会員一丸となって、JAオリジナル「夢未来」ブランドの向上と柑橘経営の安定を図ります。
 21年度の実績は生産量2万4493トン(前年比113%)、売上高46億8982万円(同110%)と前年度を上回る実績となりました。品種「尾崎」の生産量拡大と安定生産対策に努め、市場と連携した計画出荷を実施。部会員の所得向上に向け、有利販売に取り組みました。
 22年度は生産量の安定出荷、高品質ミカン作り、基本管理の徹底などを重点対策に掲げ、取り組んでいきます。
 藤森部会長は「今年も部会員一丸となって夢未来ブランド向上と、高品質出荷を目指して頑張っていこう」と意気込みを話しました。
表彰者は以下の通り。
▽極早生の部=内田明利(横山支部)、早生の部=田中信太朗(白浜支部)、尾崎の部=上杉法博(尾跡支部)、普通の部=坂本大和(白浜支部)
▽特別賞=上村繁三(中川内支部)


子ども食堂で食育・バケツ稲作り体験を開く

 熊本市北区楡木で活動する楡木子ども地域食堂「なごみ」は5月14日、JA熊本市営農部営農指導課と連携し、食堂へ来た参加者にバケツ稲作り体験を開きました。食農教育を目的として同課に協力を仰ぎ、取り組みを始めました。食堂の参加者だけでなく、地域の小学校にも同体験を開き、自治体や小学校と協力して食農教育に力を入れています。

当日は苗箱と土、種子を用意。1組10人を目安に播種作業を開始し、6班で種まきをしました。最初に指導員からお米の一生や作り方、品種について説明があった後、苗箱に土を入れ、種まき、覆土までを体験しました。体験後はバケツ稲のマニュアル、JA管内の米、麦、大豆を紹介する冊子をプレゼント。参加した子ども達は「初めてやってみたが、意外と簡単でした。これからどんな風に成長していくのか楽しみです」と感想を話しました。

今後は6月に育てた苗をバケツへ定植。10月に収穫体験を予定しています。その間、子どもたちには成長過程を見に来てもらいます。

同食堂の渡邉和代さんは「地域の高齢化で田植えをしない生産者が増え、小学校の授業で行っていた田植え体験ができなくなっています。食農教育として、食堂で出来ることはやっていきたいです。この活動は継続して取り組んでいきます」と話しました。



もち麦「くすもち二条」収穫開始・供合営農組合

 JA熊本市東部支店管内の供合営農組合は、5月上旬からもち麦の収穫を開始しました。品種は「くすもち二条」で30ヘクタールを作付けしています。もち麦は食物繊維が豊富で健康食材として国内の需要が増えています。5月9日に2台のコンバインを使い、4ヘクタールを収穫しました。昨年取り組んだ追肥試験の結果を基に追肥の量を調整し、総出荷量162トンを目指します。

 2022年産は冬の寒波の影響で生育が遅れたものの、その後の天候に恵まれ例年通り順調なスタートを切りました。収量は昨年の8割を見込むが、品質は良好です。

 同組合は出荷が集中しないよう、期間を分けて麦を栽培します。もち麦から始まり、5月中旬に小麦「チクゴイズミ」、6月上旬に「ミナミノカオリ」と作業を分散します。

 営農指導員は「昨年の試験で平年以上の収量が採れました。今年は試験結果から更なる収量増加を目指して、新たな試験を計画しています。高品質栽培を目指して、引き続きもち麦の指導に努めます」と話しました。



キャベツ出荷ピークを迎える・JA熊本市キャベツ部会

 JA熊本市城山支店では5月上旬からキャベツの出荷が順調に進んでいます。JAキャベツ部会が生産する品種は「春ごろも」が4割、「新若夏」が6割で、日量1000〜1500ケース(1ケース10キロ)を熊本、福岡、広島に出荷しています。6月中旬まで続き、総出荷量8万ケースを目標とします。

 2022年産は冬の寒波の影響で生育が進まず、例年よりも10〜12日ほど出荷が遅れました。しかし病気も少なく、高品質な仕上がりとなっています。

 同部会では出荷基準を基に個人選別の強化を図っています。今年はキャベツの種類とレシピを紹介した冊子を制作し、キャベツのPRと消費拡大に力を入れていきます。

 宮川俊幸部会長は「今後の品質管理も徹底して行い、消費者に高品質なキャベツを届けていきたい」と話しました。


レイシ出荷最盛期を迎える・JA熊本市レイシ部会

 熊本市南区会富町のJA野菜選果施設では4月下旬、ハウス栽培のレイシ(ニガウリ=ゴーヤー)が出荷最盛期を迎えました。品種は「えらぶ」。5月8日の「ゴーヤの日」をピークに、日量1200〜1500ケース(1ケース3キロ)を関東、関西、中京中心に連日出荷しました。

 JAレイシ部会の大川嘉政部会長は南区海路口町のハウス45アールでレイシを栽培しています。最盛期の今、日量40〜50ケースを収穫。3月の晴天で生育が進み、収量は例年より多いです。(前年比120%)6月末の出荷終了まで安定出荷を目指します。

 同部会は農家22戸が約5.4ヘクタールで作付け。適期防除や水管理を徹底して高品質栽培に取り組んでいます。

 同部会の大川部会長は「旬のレイシをたくさん食べて欲しいです。コロナ禍で販売促進会や試食会が難しいが、スーパーにレイシのレシピを掲示するなどしてアピールをしていきたいです」と話しました。