あぐりキッズスクール

JA熊本市は、子どもたちに体験を通して農業や食の大切さを学んでもらおうと「あぐりキッズスクール」
を開校しました。今年も女性部、青壮年部と協力しながら、田植えや稲刈り、野菜や果物の収穫体験などの
開催を予定しています。

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高品質栽培を目指す・大豆栽培講習会

 JA熊本市は7月5日、東部支店で大豆栽培講習会を開きました。株式会社アグリともあい、県、JA関係者ら11人が参加。基本技術を徹底し、気象変動に負けない高品質大豆の生産を目指します。

 講習会では普及員とJA営農指導員が説明。大豆の排水対策、適期播種及び播種量の厳守、土づくりと病害虫、雑草対策を呼びかけました。講習会後は鳥害対策のため種子消毒を実施。真っ赤に染まった種子は播種前まで乾燥して保管します。

 同支店管内は品種「フクユタカ」を約10ヘクタールで作付けし、株式会社アグリともあいが大豆栽培の全作業を受託します。

同会社代表取締役の大津隆満さんは「昨年8月の大雨、収穫期前の高温乾燥で生育、収量に大きく影響しました。高品質な大豆を出すためにも早期対策を心がけていきます」と話しました。



熊本市産イチゴ「ゆうべに」を使用 新商品「ゆうべにクリーム大福」発売

 JA熊本市は管内農産物の認知度向上や地産地消の促進のため加工品開発の強化に取り組んでいます。フルーツを使用したクリーム大福の第3弾として、熊本市産のイチゴ「ゆうべに」を使った「ゆうべにクリーム大福」を商品化しました。開発は今年の5月から本格的にスタート。
 商品はホイップクリームと「ゆうべに」の果肉をミックスしたものを求肥で包み込み、クリームの程よい甘さとイチゴの甘酸っぱさが楽しめます。「ゆうべに」の果肉を惜しみなく使用することで、「ゆうべに」の自然な色合いと風味の商品に仕上がりました。
 JA熊本市オンラインショップや各イベントにて購入可能。1個250円(税込)、10個入り2500円(税込)で販売しています。
 商品開発に関わった営農販売課中原秀さん(33)は「ゆうべにとホイップクリームの相性が素晴らしい商品です。是非たくさんの人に食べてほしい」と自信を見せました。


JA熊本市種子部会総会、麦種子下見会開催・麦の品質見極める

 JA熊本市種子部会は7月6日、本店で通常総会と麦種子下見会を開きました。行政、生産者、JA関係者ら約30人が参加。総会では2021年度事業実績と収支決算報告、22年度事業計画、収支予算案など3議案を可決、承認しました。総会後の下見会ではJA農産物検査員9人が麦の品質を見極めました。

 

下見会は安定した品質の麦種子出荷を目的に毎年麦の検査が始まる前に実施しています。2022年産麦は梅雨時期の降雨で一部品種の品質低下が懸念されたが、播種期から収穫直前まで順調に生育していたため例年通りの品質、収量が期待できます。

麦種子は清水、竜田、健軍地区の生産者16人が59.7ヘクタール(内原種1.9ヘクタール)で栽培。生産した麦種子は全て県内の麦産地に出荷します。7月26日から検査が始まり、高品質な麦を出荷するため選別時の調整指導を徹底します。

 農産物指導員は「高品質な種子を出荷できるよう生産者と協力していきたいです」と話しました。


大豆播種順調・秋津営農組合

熊本市東区秋津地区の農事組合法人秋津営農組合では、連日大豆の播種(はしゅ)作業が進んでいます。同組合の作付け面積は90ヘクタール(内「フクユタカ」75ヘクタール、「すずおとめ」15ヘクタール)。播種作業は16日まで続き、11月上旬に「すずおとめ」、下旬に「フクユタカ」を収穫します。

 2022年度は大雨や台風の被害もなく、例年通りの播種を迎えました。播種後は夏場の除草やカメムシの防除作業を徹底し、安定した品質、収量確保を目指します。

 同組合は連作障害を防ぐため、毎年作付け圃場を変えるブロックローテーションを実施。高品質生産を目指し、石灰資材を用いた土づくりに努めます。

 同組合の担当職員は「健康食品として大豆の消費が伸びることを期待しています。天候に恵まれ、順調に発芽してほしいです」と話しました。



JA熊本市肉用牛研究会通常総会・「黒毛和牛」PRに努める

 JA熊本市肉用牛研究会は6月29日、本店で通常総会を開きました。会員、行政、JA関係者ら約20人が参加。2021年産事業実績報告や監査報告の他、22年産事業計画や役員改選承認など3議案を可決、承認しました。

 2021年度は高品質出荷や生産者の所得向上のため、防疫マニュアルに基づいたチェックリスト活用や随時、枝肉勉強会を開きました。

 2022年度は新会員1人を加えた11人で、牛肉の消費拡大や地産地消の取り組みのため、行政機関にも対象範囲を広げた「黒毛和牛キャンペーン」を実施します。また、品質向上を目的に先進地の視察研修会や勉強会にも取り組みます。

 同研究会の古閑隆雄会長は「畜産農家は現在厳しい状況にあるが、キャンペーンなどに取り組んで黒毛和牛を広めていきたいです。その為にも会員一丸となって良い牛を生産していこう」とあいさつをしました。