あぐりキッズスクール

JA熊本市は、子どもたちに体験を通して農業や食の大切さを学んでもらおうと「あぐりキッズスクール」
を開校しました。今年も女性部、青壮年部と協力しながら、田植えや稲刈り、野菜や果物の収穫体験などの
開催を予定しています。

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麦種子検査で厳選出荷

 JA熊本市は7月26日、東部支店で麦種子と普通麦の初検査をしました。竜田、東部地区の生産者が持ち込んだ品種「ミナミノカオリ」174袋と「チクゴイズミ」675袋を農産物検査員4人が確認し、合格84袋、1等366袋、2等41袋と格付けました。
 検査は抽出した麦種子のサンプルを専用の皿に載せて整粒歩合、虫の被害粒や未熟粒の混入などを確認しました。
 同地区は635アール(うち原種30アール)を作付け。当日から8月上旬にかけて検査員による厳正な検査を行い、合格した麦種子を県下に供給します。
 農産物検査員は「今年は梅雨明けが早かったため、一部充実不足や脱色があったものの、生育良好で品質、収量ともに問題ないです」と講評しました。


うまい米づくりを目指す 水稲現地検討会

 JA熊本市は7月16日、同市南区御幸地区の水田で水稲現地検討会を開きました。良食味米生産と収量安定を目指して毎年開いています。県、生産者、JA関係者ら約30人が参加。JA営農指導員と県の普及員が生育状況や肥培管理(穂肥)、水管理、適期防除などを説明しました。
 検討会では水田に移植した苗を見ながら、病害虫の発生や穂肥の目安となる葉色を確認し、高温障害を防ぐための水管理や中干時期の目安を示しました。今年は梅雨明けが早く、気温は例年より高く推移しており、順調に生育しています。分げつも例年と比べ進んでいます。
 同JA営農指導員の北村桃香さん(23)は「順調な生育で推移しています。今後は、間断潅水や高温障害対策を徹底し品質向上に努めてもらいたいです」と話しました。


梨「幸水」出荷開始 JA熊本市梨部会

 熊本市西区河内町にあるJA熊本市芳野選果場で7月19日、梨「幸水」の出荷が始まりました。初出荷日は3トンが出揃い、選果員が目視で1玉ずつ傷の有無や色合いなどを厳しく確認した後、選果機で大きさや形を選別、等級分けして関東に出荷しました。
 2022年産は梅雨が早く終わったため、雨量が少なく生育の心配をしていたが、玉太りが良く、糖度も乗った良質な梨ができています。
 JA梨部会は生産者22人が約8ヘクタールで作付け。8月上旬からは「凜夏」「豊水」「あきづき」「新高」と品種をリレーしながら10月まで出荷が続きます。総出荷数量2万5000ケースを見込み、販売金額5000万円を目指します。
 同部会の内田隆敏部会長は「今年も高品質でおいしい梨ができています。これから旬の梨を是非とも食べていただきたいです」と話しました。


大麦「くすもち二条」検査 全量1等スタート 飽田カントリーエレベーター

 JA熊本市は7月上旬、飽田カントリーエレベーターで2022年産大麦「くすもち二条」60トンを検査しました。JA農産物検査員4人が参加。収穫した大麦のサンプルを粒の形質、色、被害粒などの項目ごとに厳選な検査をし、全量1等と良好なスタートをきりました。

 今年は災害の影響もなく、適期追肥や防除などを徹底したことで昨年以上の収量、品質が期待されます。

同施設は今年から大麦の荷受けを開始。小麦「チクゴイズミ」のみの受け入れだったのを、小麦「ミナミノカオリ」と大麦「くすもち二条」の受け入れも始め、施設の利用率が飛躍的に向上しています。

 農産物検査員は「播種時期より天候に恵まれ生育は良好で、品質も申し分ない麦ができています」と話しました。



小麦「ミナミノカオリ」初検査 品質良好 全量1等スタート

 JA熊本市は7月13日、JA秋津カントリーエレベーターで2022年産パン、中華麺用小麦「ミナミノカオリ」の検査をしました。荷受けした「ミナミノカオリ」36トンをJA農産物検査員3人がサンプルをとり、粒の形質、色などを確認しながら厳正に検査し、全量1等と格付けされました。

 秋津地区で小麦を栽培する農事組合法人秋津営農組合では115ヘクタールを作付け。420トンを出荷する見込みです。

農産物検査員は「今年は去年と比較し、収穫期の降雨の影響も少なく春先の暖かさにより生育から収穫まで順調に進みました。品質・収量についても例年通りのものが期待できます」と話しました。