あぐりキッズスクール

JA熊本市は、子どもたちに体験を通して農業や食の大切さを学んでもらおうと「あぐりキッズスクール」
を開校しました。今年も女性部、青壮年部と協力しながら、田植えや稲刈り、野菜や果物の収穫体験などの
開催を予定しています。

トピックス - トピックス

ミニトマト出番 JA熊本市ミニトマト部会

 熊本市南区会富町のJA野菜選果施設では9月15日から始まったミニトマト「千果」の出荷が順調に進んでいます。10月12日は日量300ケース(1ケース3キロ)を関東、近畿を中心に出荷。2022年産は高温と日照で順調に生育。病気もなく、着果、果実肥大良好で高品質なものができています。

 JAミニトマト部会は部会員8人が6.3ヘクタールを作付け。県版農業生産工程管理(GAP)の認証を継続して得ており、堆肥を主体にした土作りや防虫ネット、粘着シートを利用した減農薬栽培など安全安心に配慮した生産管理を徹底しています。

 出荷は翌年6月まで続き、総出荷量760トンを目指します。営農指導員は「生育が順調で品質も良いです。出荷終了まで高品質を維持できるよう、生産者と協力して出荷を進めていきます」と話しました。



大玉スイカ出荷順調 JA熊本市北部園芸部会

 JA熊本市北部選果場で10月1日から、2022年産秋期大玉スイカの選果が始まりました。品種は「羅王」と「三男坊」。12日時点で日量15トンを関東中心に出荷しています。近年、秋期での供給端境や気温高による需要の増加が見られることから10月から11月下旬まで400トンを計画。年々増加する生産面積に伴い選果機器の利用による品質の均一化を図ります。

2022年産は播種期から交配期に高温継続による影響が心配されましたが、玉肥大は非常に良く順調に推移しています。台風14号の被害も少ないです。出荷前にはJAの担当者が現地に出向き生産農家と内容を確認し平準化した出荷を行う体制を整えています。今後部会では病害虫対策等に徹底し、11月から来春に向けた準備期間に入ります。

北東営農センターで販売担当の尾方健さん(43)は「熊本県は西瓜生産量有数産地になります。秋果実が多い中で限られた需要に対し10月から6月まで谷間の少ない供給が持続可能となる様に県内産地と共に更なる産地確立に努めたいです」と話しました。



米荷受け開始 総収量960トン計画 JA熊本市飽田カントリーエレベーター

 米の生産、流通、販売の拠点施設であるJA熊本市飽田カントリーエレベーター(CE)は10月6日から、「くまさんの力」と「ヒノヒカリ」の荷受けを始めました。18日まで荷受けが続き、総収量960トンを目指します。
 同CEでは、作付け面積約263ヘクタールを役員、オペレーター15人で管理しています。持ち込まれた米は乾燥、調整作業の後、11月上旬に検査をして出荷する計画です。
 2022年産は9月の台風被害の心配があったが、被害も少なく、概ね好天に恵まれたため良質な仕上がりになっています。防除の徹底により、秋ウンカの被害も少ないです。
 同CEを担当する下田修平(37)さんは「台風の被害も少なく、例年通りのスタートを切ることができました。今後の天候を見ながら、取り組みを進めていきたいです」と話しました。


地元の農産物を知る JA熊本市野菜選果施設見学

 JA熊本市野菜選果施設は9月28日、熊本市南区護藤町の飽田南小学校3年生の社会科見学を受け入れました。子どもたちに地元の特産品「でこなす」を知ってもらい、農業に興味を持ってもらおうのが目的です。

同日は営農指導員の畑野透さん(31)が児童約50人を連れて選果場内外の作業内容を説明。ナスの出荷や選果作業を見た児童らは、終始驚きの声をあげていました。参加した児童から「1週間でナスはどのくらい出荷されるのか」「この機械は何をするための物なのか」など質問があり、畑野さんは丁寧に答えました。

同施設は9月から翌年6月までの出荷期間で総出荷量1万3000トンのナスを全国に出荷しています。

 案内した畑野さんは「普段みんなが食べている野菜がどのようにして出荷されていくのかを見て学んでほしいです。この見学を通して、農業に少しでも興味をもってもらえたら嬉しいです」と話しました。



ナス出荷開始 JA熊本市茄子部会

 熊本市南区会富町のJA熊本市野菜選果施設で8月30日から、ナス「PC筑陽」の出荷が始まっています。9月28日時点で日量4500箱(1箱4キロ)を全国へ出荷。翌年5月にはピークを迎え6月まで続き、総出荷量1万3000トン、販売金額49億円以上を目指します。

2022年産は夏場の高温や台風、資材高騰等の厳しい状況ではありますが、生産管理と防除徹底で高品質のナスができています。

 JA熊本市茄子(なす)部会は169戸が約76ヘクタールで作付け。部会の約8割が天敵防除に取り組み、減農薬栽培に努めています。定期的に講習会や現地検討会を開き、指導員と生産者で情報共有をしながら栽培技術と所得の向上につなげます。

 営農指導員は「ナスの本格的な出荷が始まりました。出荷終了まで安定した収量、品質を保てるよう指導に努めます」と話しました。