あぐりキッズスクール

JA熊本市は、子どもたちに体験を通して農業や食の大切さを学んでもらおうと「あぐりキッズスクール」
を開校しました。今年も女性部、青壮年部と協力しながら、田植えや稲刈り、野菜や果物の収穫体験などの
開催を予定しています。

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出荷規格を確認 3年ぶりキャベツ査定会開く

 JA熊本市キャベツ部会は3月29日、JA城山支店で春キャベツの出荷査定会を開きました。本格化する出荷を前に出荷規格や箱詰めの確認を目的として3年ぶりに開催しました。生産者、市場8社、JA関係者ら35人が参加しました。出荷基準を確認し、統一することでキャベツの安定出荷、高品質維持につなげます。
 査定会では、同部会の宮川俊幸部会長が等階級や箱詰めの仕方、外葉の調整を実演しながら説明しました。市場代表者は「台風や1月の寒波の影響で春キャベツの収量は全体的に減っている。今年はコロナが落ち着いていることから観光客や外食が増え、消費地の需要が増える見込み。市場、JA、生産者一体となって有利販売を目指していく」と話しました。
同部会では35戸が7ヘクタールで作付けしています。品種「春ごろも」は現在日量400ケース(1ケース10キロ)を熊本、福岡、広島に出荷しており、5月上旬の最盛期に日量1500ケース(同)まで増える見込みです。
 宮川部会長は「3年ぶりに査定会を開くことが出来て良かった。改めて出荷規格を確認し、品質の高いキャベツを出荷していこう」とあいさつしました。


メロン「肥後グリーン」出番 西南東部地区メロン部会

 JA熊本市西南東部地区メロン部会は4月5日、メロン「肥後グリーン」が初出荷を迎えたました。当日、東部支店の集荷場に6コンテナ(1コンテナ30キロ)が出揃い、関東、関西中心に出荷しました。5月の大型連休で出荷最盛期を迎え、日量600コンテナまで増える見込みです。6月中旬まで続き、総出荷数量4000コンテナを目指します。
 「肥後グリーン」は大玉長球型、淡緑色の果実で柔らかい食感と糖度16度の濃厚な甘みが特徴で、収穫後の日持ちと、食感が良いため市場からの要望も増えています。アンテナ(茎)なしで出荷するため、作業効率化につながります。アンテナ管理の大変さを省くことで、少しでも早い選果、選別を徹底します。
 営農指導員は「厳寒の影響で去年よりもやや小玉だが、糖度は16度以上で例年並みである。ネットが綺麗に出ており高品質なメロンに仕上がった」と話しました。




新入職員現場研修 農業の理解を深める

 JA熊本市は4月3日、2023年度入組した職員を対象に現場研修を開きました。新入職員15人は熊本市南区合富町の野菜選果施設で野菜の選果作業を体験しました。JA職員としての自覚を高め、農業の理解を深めることを目的に毎年実施しています。
 職員は朝からナスとミニトマトの箱詰め、トマトのパック詰めの3班に分かれ、選果基準や野菜が荷受けされてから出荷されるまでの流れを学びました。
研修を受けた職員は「1日にたくさんの野菜が選果されていることに驚いた。スーパーなどで商品として売られている姿しか見てこなかったため、実際の流れを知ることが出来て良かった」と話しました。
 人事課の前田茂尚課長は「人材育成を含め様々な知識を習得してもらおうと企画した。研修を通じて1つでも多くの知識を吸収し、現場で力を発揮していただきたい」と話しました。




大玉スイカ出荷スタート JA熊本市北部園芸部会

 JA熊本市北部選果施設では、3月27日から大玉スイカの出荷がスタートしています。品種は「春のだんらん」で初出荷日には約400玉を関東、関西中心に出荷ました。4月3日時点で日量3000玉を出荷しており、4月下旬から5月の大型連休にかけて出荷最盛期を迎え、日量2万玉まで増える見込みです。その後6月下旬まで続き、総出荷量60万玉を目指します。
 2023年度は1月と2月の寒波が影響し、やや生育後退でのスタートとなりました。しかし、3月以降の天候は回復し、品質、収量ともに増加傾向にあります。
 JA北部園芸部会では生産者150人が110ヘクタールで作付けしています。週1回、役員により査定会を開き、スイカの生育や販売状況を確認しています。状況に合わせて、安定した高品質出荷に努めます。
 北東営農センターの尾方健販売係長は「例年にない天候で生産者は大変苦労している。少しでも農家に還元できるよう、有利販売に努める」と話しました。




春ソバ「春のいぶき」種まき JA熊本市乙畠営農組合

 JA熊本市乙畠営農組合は4月1日、熊本市南区畠口町の乙畠地区の畑で春ソバの播種に取り組みmました。同組合では、水田の有効利用と地域活性化を目的に春ソバ「春のいぶき」を栽培しています。
 当日はオペレーター7人で専用のトラクター4台を使い、畑4.7ヘクタールに春ソバの種360キロを播きました。5月中旬には花が咲き、6月上旬に収穫する計画です。収穫された春ソバは、玄ソバとして製粉業者に販売する他、一部乾麺に加工し、「乙畠そば」として限定200個を各支店で販売します。
 坂口一也組合長は「毎年天候によって出来が左右されるため、栽培が難しい。今後の天気を見ながら栽培管理をしていきたい」と話しました。