あぐりキッズスクール

JA熊本市は、子どもたちに体験を通して農業や食の大切さを学んでもらおうと「あぐりキッズスクール」
を開校しました。今年も女性部、青壮年部と協力しながら、田植えや稲刈り、野菜や果物の収穫体験などの
開催を予定しています。

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イチゴの定植作業終盤を迎える JA熊本市白浜苺部会

 JA熊本市白浜苺(いちご)部会では9月中旬から始まったイチゴ苗の定植作業が終盤を迎えています。2023年度は部会全体で50万本の苗を植え付ける計画。苗は病害虫もなく、健良な苗に仕上がっています。
 熊本市西区河内町のハウス7棟でイチゴの栽培をする村上勝彦さん(58)は9月28日、家族で品種「ゆうべに」の苗を丁寧に手作業で植え付けていました。今後は病害虫の発生に注意を払い、健全な株を作るために水管理や防除作業を行っていきます。
 同部会は17戸の生産者が約6ヘクタールで品種「ゆうべに」「恋みのり」を作付け。収穫は11月中旬から始まり関東、関西の市場に出荷します。
 村上さんは「今後も病気や病害虫に気を付けながら、適切な管理に努めていきたい」と話しました。


極早生みかん出発式 安全出荷を祈願し全国へ出荷

 熊本市西区河内町のJA熊本市柑橘(かんきつ)選果場で9月30日出荷を迎えた極早生「豊福」みかんの出発式を開きました。JA柑橘部会役員、九州産交運輸、児島段ボール、JA職員ら約30人が同選果場近くの河内稲荷神社に集まり、2023年産みかんの安全出荷を祈願しました。初出荷の「豊福」を積んだトラックを参加者全員で見送り、全国へ出発しました。
 出発式では同部会の藤森稔部会長が「いよいよ本格的に夢未来みかんがスタートする」私たちが夏の暑い時期に精一杯作り上げたミカンを消費者へと届けていきたい。力を合わせてがんばろう」とあいさつ。トラック運転手に「豊福」を笑顔で手渡しました。
 同選果場では「豊福」が10月下旬まで続き、11月から早生、普通と続きます。
 


梨「新高」出荷終盤を迎える JA熊本市芳野梨部会

 JA熊本市芳野梨部会は9月14日から始まった梨「新高」の出荷が終盤を迎えています。10月2日時点で日量4トンを選果し、九州を中心に出荷。10月上旬まで続き、総出荷量15トンを計画する。2023年産は適度な雨により玉肥大、果実内容ともに良好。台風の被害もなく、高品質な梨に仕上がっています。
 「新高」は大きいもので1玉1キロ以上するものもあり、食感がサクサクと軽く、酸味が少ない品種。同部会では11人が栽培に取り組んでいます。
 選果場の担当職員は「今年の梨の時期も終わりを迎える。来年産もおいしい梨を出荷するため、生産者、市場と意見交換をしながら取り組んでいく。ぜひ芳野の梨を手に取ってほしい」と話しました。



家庭菜園における土づくり講習会を開く JA熊本市

  天明南園会は21日、天明支店で「家庭菜園土づくり講習会」を開きました。会員、県、JA職員ら22人が参加し、家庭菜園をするにあたっての土づくりの大切さや連作障害についてなど良質な野菜の生産力向上を目的として行われました。
 講習会は同会が昨年から企画し、JAと県の担当者が講師の引き受け、場所の提供、肥料のサンプルを用意するなど協力して実施。当日は県の担当者が土づくりにおける排水対策の重要性や堆肥の量、利用上の注意などについて、質問を交えながら丁寧に説明し、説明後の質疑応答では「野菜を植えるにあたってどの肥料を使えば良いか」など肥料についての質問があがり、JA職員が値段や効果について回答しました。
 同会の原田一也会長は「今からの農業は家系が農家かどうかは関係なく、農業が好きな人が家庭菜園などで気軽に始められる時代。農業に関することで今後もお手伝いをしていきたいので次年度も研修会を企画する計画だ」と話しました。


ナス出荷開始 JA熊本市茄子部会

 JA熊本市野菜選果施設で9月15日から、ナス「PC筑陽」の出荷が始まっています。9月26日時点で日量12トンを関東、関西、中京地方中心に出荷。翌年5月には出荷最盛期を迎え80トンまで増える見込みです。6月まで続き、総出荷量1万3400トン、販売金額50億円以上を目指します。
 2023年産は定植期の高温や異常気象、資材高騰などの厳しい状況ではあるが、生産管理と防除徹底で高品質のナスができています。
 JA茄子(なす)部会は174戸が約79ヘクタールで作付け。部会の約9割が天敵防除の取り組み、虫取りシート、防虫ネットなどの減農薬栽培に努めています。定期的に講習会や現地検討会を開き、指導員と生産者で情報共有をしながら栽培技術と所得の向上につなげます。
 営農指導員は「出荷計画通りにスタートを切ることができた。安定出荷、高品質栽培を目指していきたい」と話しました。