あぐりキッズスクール

JA熊本市は、子どもたちに体験を通して農業や食の大切さを学んでもらおうと「あぐりキッズスクール」
を開校しました。今年も女性部、青壮年部と協力しながら、田植えや稲刈り、野菜や果物の収穫体験などの
開催を予定しています。

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廃油石鹸作り 地域に提供 JA熊本市女性部供合支部

 JA熊本市女性部供合支部は10月26日、JA東部支店で廃油石鹸を作りました。毎年5月に同部員が持ち寄った廃油を使って石鹸を作り、地域の保育園に配布していますが、今回は地域の自治体を通じて住民からも廃油を回収。地域貢献活動の一環として、地域住民と中学校に配布する計画です。
 今回は同支部員4人が参加。廃油約30リットルを使い、廃油石鹸を約150個作りました。一斗缶に苛性ソーダを入れて水で溶かし、廃油を静かに流し込み、竹の棒などでかき混ぜました。牛乳パックに入れて固め、約1週間後に型からはずし、輪切りにしてラッピングします。
 同支部の瀬上カチ子支部長は「皆で協力して手順通り作れた。廃油石鹸は環境にも優しく、汚れもとても落ちる。地域貢献のためにも今後も積極的な活動を続けたい」と話しました。


モチ米荷受け開始 JA熊本市飽田カントリーエレベーター

 米の生産、流通、販売の拠点であるJA熊本市飽田カントリーエレベーター(CE)は10月23日から、モチ米「ヒヨクモチ」の荷受けを始め、31日まで荷受けが続きました。
 同CEでは、作付け面積約263ヘクタール(内モチ米の面積130ヘクタール)を役員、オペレーター15人で管理しています。組合員が刈り取った籾をフレコンで搬入し、品種や籾の状態、水分量などを確認して受け入れます。持ち込まれた米は乾燥、調整作業の後、11月中旬に検査をして出荷する計画です。
 2023年産は9月の台風や秋ウンカの被害も少なく、概ね好天に恵まれたため良質な仕上がりとなりました。
 同CEを担当する下田修平(38)さんは「今年も計画通り順調なスタートとなった。天候を見ながら計画的な刈り取りを行い、事故のない作業に努めて欲しい」と話しました。


大豆「すずおとめ」収穫スタート 農事組合法人秋津営農組合

ここに文章を書く農事組合法人秋津営農組合は10月25日から、小粒大豆「すずおとめ」の収穫をスタートしました。秋津地区では「すずおとめ」20ヘクタールを収穫します。11月上旬からフクユタカの収穫が始まり、好天が続けば12月上旬まで続く見込みです。
 作業はオペレーター12人が手分けして、コンバインで収穫。2023年産は雨が少なく、好天が続き、台風の影響もなかったため収量、品質ともに期待ができます。
 「すずおとめ」は、全量を食品メーカー「丸美屋」と契約栽培しており、今年も県内小中学校の給食用納豆へ加工します。
 同地区の担当職員は「今年は天候に恵まれ、上々の大豆ができている。生産者と協力しながら、引き続き品質向上、収量増加を目指して取り組んでいく」と話しました。


麦栽培講習会を開く 供合営農組合

 供合営農組合は10月25日、熊本市東区のJA熊本市東部支店で麦栽培講習会を開きました。同支店管内生産者、JA職員ら約60人が参加。2024年産の麦生産における栽培技術管理を学び、高品質出荷に向けて参加者は協議しました。
 講習会では営農指導員が排水対策や適期播種、土づくりの重要性、播種後の管理について説明。その後、供合営農組合の津田浩昭組合長から注意事項や取り決め事項の確認があり、参加者は意思統一をしました。
 2024年産は大麦「くすもち2条」、小麦「チクゴイズミ」「ミナミノカオリ」を約100ヘクタール(前年比103%)作付けする計画です。11月下旬から播種が始まり、収穫は翌年5月中旬から6月上旬を予定しています。
 同組合の津田組合長は「皆さんのご協力もあり、年々作付け面積が増えてきている。営農組合として、生産者の方に最大限利益を還元できるよう力を合わせてがんばりたい」とあいさつしました。


地元小学生がイモ掘り体験 JA熊本市小山戸島支店

 JA熊本市小山戸島支店は10月19日、熊本市立託麻東小学校の2年生約250人を対象に、同支店管内の畑でイモ掘り体験を開きました。食育活動の一環として、今年度からの取り組みです。
 戸島町の塩井光幸さん(82)の畑で児童が6月に植えたサツマイモ「金時」の苗は大きく育ち収穫の日を迎えました。最初に塩井さんからイモの掘り方の説明があり、児童は10列に並んで1人5〜7個のイモを持ち帰りました。その他収穫したイモは学校給食で使う予定です。収穫体験をした児童は「家に持ち帰って食べるのが楽しみ。大きいイモを掘るのが楽しかった」と感想を話しました。
 同支店の吉永朋弘支店長は「子供たちに楽しんでもらえてよかった。食について少しでも学んでもらえたら嬉しい。今後もこの活動は続けていきたい」と話しました。