あぐりキッズスクール

JA熊本市は、子どもたちに体験を通して農業や食の大切さを学んでもらおうと「あぐりキッズスクール」
を開校しました。今年も女性部、青壮年部と協力しながら、田植えや稲刈り、野菜や果物の収穫体験などの
開催を予定しています。

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「肥後のでこなす」128キロ保育園に贈呈

 JA熊本市茄子部会は4月15日、同市の飽田・天明・西部地区の保育園16カ所に計128キロの「でこなす」を贈りました。地元の子どもたちに地元でとれるナスを知ってもらおうと、毎年4月17日(よいなす)の「なすび記念日」に合わせて取り組んでいます。今年で5回目の取り組み。

 部会の役員ら6人が3班に分かれて訪問し、生産する特産ナス「肥後のでこなす」8キロとナス料理のレシピ100枚を各保育園に配布しました。

 同市南区八分字町の飽田東保育園では、中原克義部会長が「レシピを見て、お母さんにナス料理を作ってもらって食べてね」と園児に手渡しました。ナスを受け取った児童らは「ありがとうございます」と喜んでいました。


地元産の「肥後のでこなす」食べて

 JA熊本市茄子部会は4月15日、4月17日(よいなす)「なすび記念日」に合わせて、「肥後のでこなす」300袋(1袋3本入り)を繁華街の買い物客らに無料配布しました。生産者自らが、出荷の最盛期を迎えた「肥後のでこなす」をPRしました。産地や茄子の効用について紹介するパネルも展示。部会の生産するナスは8割以上を県外に出荷しており、地元での認知を広める狙いです。

 部会が生産するナスの品種は「筑陽」。商標「肥後のでこなす」は、表面がおでこのようにツヤがあることから名前がつけられています。果肉が緻密で煮崩れしにくく、アクが少ないので様々な料理に向いているのが特徴です。

 4月17日の「なすび記念日」に合わせ、主産県6県(岡山・高知・徳島・福岡・熊本・佐賀)では、一斉になすの消費拡大に向けて冬春なすのPRを行っています。

 ナスを受け取った主婦(30)は「熊本市の西南地区で茄子の生産が盛んだと知らなかった。是非調理して食べたい」と話しました。


大玉スイカ出荷始まる

出荷作業に追われる作業員
出荷作業に追われる作業員

 JA熊本市北部選果場で4月2日、大玉スイカの出荷が始まりました。2日は4000玉のスイカが運び込まれ、内容・品質を検査する次世代型選果機で順調に選果が行われました。

 今年産は4825トンの出荷を見込み、販売金額1101千万円を目指します。出荷は5月の連休に向けて増えていき、4月15日頃から日量15000〜20000玉の出荷が行われます。

 JA熊本市園芸部会が栽培する大玉スイカは「春のだんらん」「恋あかり」の2品種です。

 部会では秀品率の向上と安定出荷を目指し、収穫の目印に着果棒を使います。果実の直径が7センチになったときに着果棒を立て、収穫までの日数を正確に把握し、内容の均一化を図ります。

 同部会北部支部の中山宏樹部会長は「2月から低温、日照不足に見舞われたが、3月から天候に恵まれ平年並みの生育になっている。昨年より2日早く収穫が始まり、生育は順調」と話しました。


日本で一番はやい春ソバの種まきを体験

 

 全国でいち早く新そばが食べられる春ソバ「春のいぶき」を栽培する乙畠営農組合は3月27日、地元の子どもたちと種まき体験を行いました。乙畠営農組合が管理する熊本市南区畠口町乙畠地区の5・7ヘクタールの水田は、3月25日から種まきが始まっており、収量6000キロを見込みます。

 地元の子どもたち23人が同組合の役員らの指導のもと、約10アールの水田に5キロの種を撒きました。同組合は、地元で栽培される春ソバに親しんでもらおうと、種まき、収穫、そば打ち体験、新そばの試食会を4年前から行っています。

 内田良博組合長は「種まきを何度か体験している上級生が、下級生に蒔き方を教えている光景が見られる。体験活動が、確実に子どもたちの身についているようで嬉しい」と話しました。

 同地区では、水稲作付け前の休耕田を有効利用し、景観作物として地域活性化につなげようと5年前から春ソバを栽培しています。5月初旬にはソバの花が見頃を迎え多くの見物客で賑わい、収穫は梅雨前に終わり、日本一早く新ソバを食べることができます。


1日2回の出荷で新鮮な春キャベツを市場に

 春キャベツの出荷本番を目前に、JA熊本市キャベツ部会は3月25日、JA城山支店で出荷査定会を開きました。 

 2014年産は天候に恵まれ生育は順調。現在日量500〜700ケース(10キロ/1ケース)を出荷しています。今年は試験的に荷受時間を午前と午後に分け、1日2回の出荷を行います。新鮮な春キャベツを、いち早く市場に届け有利販売につなげる狙いです。

 査定会には、生産者、荷受市場6社、JA関係者ら約60人が参加。等・階級基準や箱詰めの方法を確認しました。吉岡浩治部会長は「有利販売につなげるため出荷方法を徹底し、統一したキャベツを出荷していこう」と呼び掛けました。

 前日24日は、荷受市場が10件の圃場へ視察に出向き、キャベツの生育状況を確認しました。

 鹿児島、宮アの出荷が終わった端境期に、熊本産キャベツの出荷が増えていくため、一定した出荷量が期待されています。同部会は、主に「春ごろも」「金系201」を生産し、出荷が終わる5月中旬まで全体で1300トンの出荷を見込みます。