あぐりキッズスクール

JA熊本市は、子どもたちに体験を通して農業や食の大切さを学んでもらおうと「あぐりキッズスクール」
を開校しました。今年も女性部、青壮年部と協力しながら、田植えや稲刈り、野菜や果物の収穫体験などの
開催を予定しています。

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白浜地区 麦2年ぶりの収穫

好天のもと順調に収穫作業が行われました
好天のもと順調に収穫作業が行われました

 熊本市西区河内町白浜地区で5月28日から3日間、白浜営農組合が麦の刈り取りを行いました。市内で最初の刈り取りとなり、好天のもと順調に作業を進めました。今年は生育期の天候に恵まれ2年ぶりの収穫となります。

 同組合は19・5ヘクタールで「チクゴイズミ」を栽培。今年、組合設立当初から使用していた暗渠排水を、20年ぶりに新しく設置しました。

 同組合の木下辰徳組合長は「新しい暗渠排水のおかげで水はけがよくなり、組合員全員が一丸となり作業したおかげで良い麦ができている。久しぶりの収穫ができて嬉しい」と話します。

 市内で栽培が盛んな秋津地区では、6月5日から刈り取りが始まります。管内では「チクゴイズミ」の他「シロガネコムギ」「ミナミノカオリ」「ニシノホシ」を計170ヘクタールで栽培します。



全国に先駆けて 早生レンコン出荷始まる

 熊本市西区沖新町で、全国に先駆けて早生レンコンの出荷が始まりました。JA熊本市高砂蓮根部会は初出荷となる5月18日、規格査定会を開き平成26年産レンコンの出荷規格や選別について確認しました。初日は「泥つき」184ケース(1ケース2キロ)、「洗い」30ケース(1ケース2キロ)を出荷。本格的な出荷は6月から始まります。

 熊本市は日本一の地下水都市であり、豊かな水で育つレンコンは、みずみずしさとサクサクの食感が特徴です。早朝から収穫したレンコンは、翌日市場に届くよう空輸やトラック便で輸送し、鮮度の高いものを提供しています。

 消費地の嗜好に合わせて、中京、中国・九州地方に「泥つき」を、関東に「洗い」を出荷。「洗い」レンコンは、鮮度を保つため保水シートで包み、蓮の葉を添えます。

 緒方佐俊部会長は「今年は朝晩の冷え込みで初出荷は小ぶりだが、美味しいレンコンができている」と話します。部会では27人の生産者がビニールハウス・路地で栽培します。今年産出荷量を約240トン(前年比7%減)と計画。



継続した安定出荷で「夢未来みかん」ブランドの確立を

部会員はじめ全国の取引市場15社、地元議員や行政、JA関係者ら約400人が出席
部会員はじめ全国の取引市場15社、地元議員や行政、JA関係者ら約400人が出席

 全国有数のミカン出荷量を誇る熊本市西区河内町のJA夢未来柑橘選果場で5月13日、JA熊本市柑橘部会は第15回通常総会を開きました。

 平成26年産ミカンは全国的に裏年で生産量が減少することが予想され、部会は生産量の確保、高品質生産を図り、継続した安定出荷で「夢未来みかん」ブランドの確立を目指します。

 部会員はじめ全国の取引市場15社、地元議員や行政、JA関係者ら約400人が出席。

 事業計画の重点事項に、消費地の要望に応じた計画出荷の実施、県統一出荷「肥のさきがけ」(極早生)、夢未来オリジナルブランド「夢の恵」(早生・普通)による区分販売の実施を掲げます。生産・出荷の産地情報発信、品質管理を徹底し、消費地から信用・信頼される産地作りに努めます。

 消費宣伝対策は、消費地会議の開催、女性部による宣伝販売、宣伝資材の作成に取り組み、夢未来の顧客を開拓し次年度に繋がる有利販売を目指します。

 中川晃一部会長は「生産者一人一人がしっかりとした生産を行い、一致団結して出荷していこう」と呼び掛けました。平成25年産ミカン優積生産者の表彰も行われました。



メロン糖度のり良い仕上がり

5月下旬頃収穫予定のクインシー
5月下旬頃収穫予定のクインシー

 JA熊本市管内で5月1日、メロンの出荷が最盛期を目前に順調に行われています。平成26年産は、昼夜の温度差により糖度のりが良く、甘くて美味しいメロンができています。

 現在日量は、「クインシー」2000ケース(5キロ/1ケース)、「タカミ」1000ケース、「アンデス」500ケース、「アムス」「レイナ」各300ケースを連日出荷しています。

 鮮やかなオレンジ色が特徴の「クインシー」と、果肉が肉厚でさわやかな甘みのあるネットメロンの「タカミ」は、5月の連休明けから出荷量が増えていきます。

 西南・東部地区メロン部会の白石鶴雄部会長は「大きいサイズの出荷量も増えてきている。温度管理をしっかりと行い収穫作業に備え、美味しいメロンを届けたい」と話します。

 5月から6月下旬の出荷量は「クインシー」772トン、「タカミ」275トンを見込みます。


エースピーマン最盛期に向けて出荷順調

 熊本市東部地区で5月1日、エースピーマンの出荷が順調に行われています。JA熊本市東部ピーマン部会は、現在日量800ケース(4キロ/1ケース)を出荷しています。エースピーマンの産地化は全国でも珍しく、エースピーマンは、肉厚で身が柔らかく、苦味が少なくて食べやすいのが特徴です。5月中旬からの最盛期を目前に出荷量は順調に増えており、生産者は収穫・管理作業に追われています。

 生産者の桝田大介さんは「冬場の初期生育に努めたので順調に収穫できている。出荷の最盛期に向け日差しも強くなるので、温度や栄養管理に気を配り作業を進めたい」と話します。

 部会は生産農家12人が約3・1ヘクタール(前年同)で栽培。栽培は4本仕立で統一し、一定した高品質の生産を目指します。農薬低減のため、スワルスキカブリダニを天敵として導入し、安全・安心なピーマン栽培に努めています。

 平成26年産は232トン(同1%増)の出荷を予定。販売額は9千万円を目指します。