あぐりキッズスクール

JA熊本市は、子どもたちに体験を通して農業や食の大切さを学んでもらおうと「あぐりキッズスクール」
を開校しました。今年も女性部、青壮年部と協力しながら、田植えや稲刈り、野菜や果物の収穫体験などの
開催を予定しています。

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小学生イモ掘り体験を開く 農地・水・環境保全組織

 JA熊本市東部支店管内にある供合地域・農地・水・環境保全組織は12月1日、熊本市立託麻北小学校の1、2年生約160人にサツマイモ「べにはるか」の収穫体験を開きました。食農教育の一環として、6月に児童が植え付けた「べにはるか」を同組織が栽培管理し、収穫の日を迎えました。
 当日はJA東部支店職員にも協力を仰ぎ、収穫しやすいように事前にスコップで掘り起こす準備をしました。「べにはるか」の掘り方やアドバイスを同組織代表の藤本照義会長が説明し、児童たちは次々と畑に入って1人1袋分を収穫しました。採れたてのサツマイモは自宅に持ち帰り、各家庭で調理して「べにはるか」を味わってもらいます。
 藤本会長は「活動を通して、地域の人や子どもたちが喜んでくれる。普段体験することができない機会なので、食や農業に関して少しでも知ってもらえたら嬉しい」と話しました。


キャベツ「彩々丸」出荷開始 JA熊本市キャベツ部会

 JA熊本市キャベツ部会では11月20日からキャベツ「彩々丸」の出荷が始まっています。初出荷は50ケース(1ケース10キロ)を荷受けし、熊本市場に出荷しました。来年1月まで続き、その後品種「春のかおり」に切り替わります。キャベツ全体は6月中旬まで続き、5月の出荷最盛期には日量1500ケースまで増える見込み。総出荷量7万ケースを目指します。
 2023年産は播種時期から高温・乾燥が続き、病害虫が発生しているものの、生産者の肥培管理にて品質の良いキャベツに仕上がっています。
 JAの担当者は「今年は天候不順により厳しい栽培管理となったが、生産者の努力により品質、収量ともによくできている。生産者に少しでも多く還元し、高値で取引できるよう努めていく」と話しました。



大玉トマト出荷本格化 JA熊本市トマト部会

 熊本市南区会富町のJA熊本市野菜選果施設では11月上旬から大玉トマトの選果をスタートし、中旬から出荷本格化を迎えます。「麗容」「麗妃」「かれん」「レオン」の4品種を関東、関西中心に出荷。初選果日は400キロが出揃い、27日時点で日量約75トンを出荷します。出荷最盛期の来年5月には約5000ケースまで増え、6月まで続きます。総出荷量3200トン、販売金額10億円を目指します。
 2023年産は8月と9月の高温と日照の影響で裂果が多く発生しており、収量は例年並みですが、裂果や黄化病などで出荷量が減っています。現在は気温が低くなったこともあり、トマトも回復傾向にあります。
 同部会は生産農家38戸が約18ヘクタールで栽培。温度、栽培管理を徹底し、市場と生産者の情報交換や圃場(ほじょう)視察を計画しています。品質向上、生産拡大を目指します。

 営農指導員は「異常気象により栽培管理が難しくなってきているため、環境の変化に対応し、安定した出荷量の増加を目指す」と話しました。



「夢未来みかん祭り2023」開催 JA熊本市柑橘部会

 JA熊本市柑橘(かんきつ)部会は11月25日、熊本市中央区上通町の熊日会館びぷれす広場で「夢未来みかん祭り2023〜河内町特産物フェア〜」を開きました。全国でも有数の柑橘産地である河内地区のみかんを販売。JAオリジナルブランド「夢未来」の周知と消費拡大を図るのを目的として今年で15年目を迎えます。
 みかんの詰め放題や高糖度みかん「夢の恵」の販売、お歳暮の宅配も受け付けました。その他、イチゴの主力品目「ゆうべに」やJA直販部会が出荷する地元で採れた農産物の販売や加工品も展開。毎年訪れる常連客や、試食したみかんのおいしさから購入する客も多くいました。
 同部会の野田博幸総務部長は「今年は特に良いみかんが出来ている。たくさんの人に食べてもらい、夢未来の名が広まれば嬉しい」と話しました。


新入職員農家実習 地域に密着した職員を目指す

 JA熊本市は今年度入組した新入職員を対象に、毎年農家実習に取り組んでいます。今年は職員12人が20〜22日の3日間、6班に分かれて実習。管内で園芸作物や柑橘(かんきつ)を栽培する農家へ出向いて収穫や箱詰め、マルチ張りなどの作業をしました。農業を体験し、JAが果たす役割や重要性の認識を深め、農家や地域に密着した職員を養成することが狙いです。
 本店営業支店の飯干美月さん(18)と北部支店の中村凛さん(18)は天明地区でミニトマトを生産するJA天明支店の永井豊理事の指導を受けながら実習に励みました。
 飯干さんは「普段当たり前のように食べていたミニトマトだったが、農業体験を通して、どのような過程で消費者へと届けられているのかを学ぶことが出来た。生産者の苦労と食べ物のありがたみを改めて感じた。とても良い経験になった」と感想を話した。