あぐりキッズスクール

JA熊本市は、子どもたちに体験を通して農業や食の大切さを学んでもらおうと「あぐりキッズスクール」
を開校しました。今年も女性部、青壮年部と協力しながら、田植えや稲刈り、野菜や果物の収穫体験などの
開催を予定しています。

トピックス - トピックス

「あきづき」出荷量 例年並の見込み

出荷作業が進んでいる「豊水」
出荷作業が進んでいる「豊水」

 梨の出荷シーズンを迎え、JA熊本市芳野梨選果場で「豊水」の出荷作業が進んでいます。

 今年は開花期に雨が続いた影響で着果量が少なく、特に「豊水」においては例年に比べ半分以下の20トン程度の出荷見込み。今後は、9月上旬から始まる「あきづき」が例年並の出荷を見込んでおり期待をしている状況です。

 8月21日は約3トンの「豊水」を出荷しました。糖度は昨年より高く、食味についても上々の梨が出来ています。販売担当者は「今後徐々に出荷量が増えていくので、消費者の期待に応えたい」と話します。

 選果場では一つ一つ丁寧に、色や形状、傷の有無などを確認し等階級別に選果しています。出荷先は管内が中心で、贈答用(2キロ)の化粧箱も用意しています。


阿蘇郡高森町で職員がエダマメを収穫

エダマメの収穫に汗を流す職員
エダマメの収穫に汗を流す職員

 JA熊本市では、営農指導員の知識・技術向上を目的に、阿蘇郡高森町で露地野菜の試験栽培に取組んでいます。

 標高650メートルの高冷地の阿蘇郡高森町は、夏場の最高気温が29度と、市内よりも約7度低い地域。高冷地では夏場、露地野菜の収穫ができることから、農家の所得向上、各選果場が稼働し作業員の周年雇用体制の確立が期待できます。

 8月20日、収穫を迎えたエダマメを、営農指導員、共済担当職員で刈り取りました。品種は「湯あがり美人」。約10アールに植えたエダマメは、元気良く成長し食味の良い美味しいエダマメに仕上がりました。収穫したエダマメはJA熊本市農産物直売所夢未来や各スーパーのインショップで販売しました。

 阿蘇郡高森町の圃場(60・5アール)には、手間がかからず比較的簡単に栽培できる作物として、エダマメのほか、万次郎カボチャ(15アール)、ニンジン(13アール)、トウモロコシ(12・5アール)、ダイコン、カブ(10アール)を栽培しています。管理は、営農部職員が中心となり、防除や除草作業の手入れをしています。

 エダマメの栽培を担当した職員は「5月より圃場準備、種まき、除草作業、収穫作業を行ってきた。無事に実り、収穫を迎えることができて嬉しい」と話しました。



第2回JA熊本市「夢未来杯」学童軟式野球4年生大会開催!

 JA熊本市は8月8、9、15日の3日間、第2回JA熊本市「夢未来杯」学童軟式野球4年生大会を開きました。

市内の小学生4年生以下18チーム(計251人)が参加し、城山公園、飽田公園、水前寺球場で試合を行いました。優勝に熊本ブルーマーリンズが輝き、準優勝の城南・飽田東合同チームの上位2チームが県大会に出場します。

 試合数の少ない4年生以下の学童球児らに試合の出場機会を作るとともに、食への関心を深めてもらうことを目的に昨年から開いています。

 閉会式では、主催者代表の澁江光基専務が、優勝チームに優勝カップと楯、選手一人ひとりに金メダルを贈りました。澁江専務は「上級生に負けない試合だった。大会を通して新たな友情を育み、農業に親しんでもらいたい」と呼び掛けました。

 大会パンフレットには、米づくりについて掲載。食農クイズを行い、全問正解した児童には、11月21、22日に行われる「夢未来農業祭2015」で熊本市産の野菜の詰め合わせをプレゼントします。

元気良くプレーを楽しみました
元気良くプレーを楽しみました
「大好きな野球を思いっきり楽しみます」と選手宣誓
「大好きな野球を思いっきり楽しみます」と選手宣誓
入場行進
入場行進

大豆の播種真っ最中

 JA熊本市管内で大豆の播種が7月10日から始まり、生産者は暑い中播種作業に追われています。平成27年産は、「フクユタカ」108ヘクタール(前年比11%増)、「すずおとめ」15ヘクタール(同47%減)の計123ヘクタール(同1・3%減)を作付け。

 生産者は「播種後5日間程で発芽する。天候に恵まれ、順調に発芽してほしい」と話します。

 JA熊本市では高品質生産を目指し、石灰資材を用いた土づくりに努めています。大豆栽培講習会では、営農指導員が播種の時期や、土づくり、病害虫の防除、雑草対策について周知しています。

 管内は、熊本市東区の秋津、健軍、供合地区で大豆の栽培が盛ん。収穫は11月から始まり、収穫見込数量は337トンです。


マルチシート被覆で高品質ミカン生産を目指す

マルチシート被覆により高品質生産を目指します
マルチシート被覆により高品質生産を目指します

 JA熊本市柑橘部会は、高品質な温州ミカンの生産を目指し透湿性マルチシート被覆に取組んでいます。

 各品目(極早生、早生、中生、普通)で被覆期限を設けて被覆期間を統一し、支部ごとに生産者自らが全圃場の被覆確認作業をします。高品質生産対策の徹底により、夢未来ブランド力の向上に努めています。

 部会は7月11日、9月下旬から出荷が始まる極早生の圃場を、生産者らで見て回りました。木の根元までしっかりと、樹の大きさに合わせてシートが張られているか、シートが古くなっていないかなどを観点に確認しました。極早生は、全体の7割をマルチシート被覆で生産します。

 透湿性マルチシートは、樹の根が張った地面に雨水が入るのを制限し、果実の糖度を高めることができます。また、シートによる光の乱反射で、果実の着色を促進することができます。

 営農指導担当者は「生産者は暑い中、マルチシート被覆作業に取り組み、天候に左右されない高品質みかん作りに努めている」と話します。