あぐりキッズスクール

JA熊本市は、子どもたちに体験を通して農業や食の大切さを学んでもらおうと「あぐりキッズスクール」
を開校しました。今年も女性部、青壮年部と協力しながら、田植えや稲刈り、野菜や果物の収穫体験などの
開催を予定しています。

トピックス - トピックス

無加温デコポン出荷始まる

出荷が始まった無加温デコポン
出荷が始まった無加温デコポン

 JA熊本市柑橘部会が生産する無加温デコポンの出荷が2月3日、JA熊本市夢未来柑橘選果場(熊本市西区河内町)で始まりました。無加温デコポンは、ビニールハウス内で加温せずに栽培したもの。出荷は2月中旬まで続きます。

 同部会では、無加温デコポンを皮切りに、2月下旬から露地デコポンを、4月中下旬から冷温デコポン、5月上旬からPプラスデコポンを出荷していきます。

 デコポンの品種には「不知火」や「M―16」、「肥の豊」があり、糖度13度以上、クエン酸1%以下の基準をクリアしたものをデコポンという商標登録で販売します。中川晃一部会長は「高品質で大玉生産を目指し、部会全体で生産対策に取組んでいる」と話します。

 部会では、デコポン計1000トン(無加温デコポン50トン、露地デコポン650トン、冷温デコポン100トン、Pプラスデコポン200トン)の出荷を計画します。



アリウム「ブルーパフューム」「クレイジービーンズ」出荷順調

右手前が「ブルーパフューム」、中央が「クレイジービーンズ」
右手前が「ブルーパフューム」、中央が「クレイジービーンズ」

 全国有数のアリウム産地であるJA熊本市西部花卉部会では1月13日、「ブルーパフューム」「クレイジービーンズ」の出荷を順調に行っています。花茎に独特の曲がりをつけるアリウムは、フラワーアレンジや花束にアクセントを加える花。2月上旬から「グリーンベリー」、中旬から「おどる丹頂」、4月下旬から「サマースプラッシュ」を出荷する予定です。

 「ブルーパフューム」は12月中旬から、「クレイジービーンズ」は、1月から出荷がスタート。暖冬の影響で成長が前進し、昨年よりも早く出荷が始まりました。

 「ブルーパフューム」は、バニラの香りと紫がかった青色の花びらが美しく、直径5センチほどの蕾が球状の満開になるまでの動きが楽しめます。茎の長さは50から70センチほどで、茎の上半分ほどが波打つように曲がりのある「ウェーブ」と真っ直ぐのものがあります。日量10〜20ケース(1ケース50本入)を出荷しています。

 「クレイジービーンズ」は緑色の1〜2センチほどの蕾が可愛らしく、螺旋のような強い曲がりが特徴。茎は細身で、長さは60センチほど。日量10〜15ケース(1ケース50本入)を出荷しています。

 松崎武司部会長は「来年は部会設立30周年を迎える。高品質で安定した数量のアリウムを市場に提供し、新商品の提案など部会のブランド確率のためにより一層努めていきたい」と話します。指導販売担当者は「本年度も天候不順の中、生産者の努力により高品質の花に仕上がっており、市場及び関係機関と連携を取り有利販売を行いたい」と話します。



JA熊本市農産物直売所夢未来 年末大売り出し

 JA熊本市農産物直売所夢未来(熊本市南区御幸笛田4―1―1)は、12月28日(月)〜30日(水)の3日間、毎年恒例の年末大売り出しを開いています。

 しめ縄飾り、鏡餅、生け花やおせち料理用のお惣菜を揃えます。とれたて野菜や精肉、鮮魚の販売や包丁研ぎもします。

 千円以上お買い上げの方には先着で、28日はきなこ餅、29日はぜんざいを振る舞い、30日は米のつかみ取りを無料で提供します。

 営業時間は午前9時半〜午後5時まで。

 お問い合わせは、JA熊本市農産物直売所夢未来(Tel 096-334-3110)まで。

生花のほか、しめ縄飾りもあります
生花のほか、しめ縄飾りもあります
毎年大人気の鏡餅
毎年大人気の鏡餅
とれたて野菜や精肉、鮮魚等も用意
とれたて野菜や精肉、鮮魚等も用意


南部支店切り花品評会

花の品質や見栄えを審査する審査員ら
花の品質や見栄えを審査する審査員ら
 

 JA熊本市南部支店専門部会は12月18日、同支店で切り花品評会を開き、村上義雄さんが出品した菊(品種:神馬)が組合長賞に輝きました。審査後の切り花は翌日、市価より安値で地域の住民らに即売しました。

 管内の生産者12人がユリ、菊、カーネーション、バラなど23点の切り花を出品。審査はJA熊本市の野原泰夫副組合長と、県・市やJAの指導員が、病気や病害虫の被害や、花の揃い、見栄えなどを観点に行いました。

 部会では、花の栽培技術の向上を図ろうと毎年品評会を開いています。徳本部会長は「年々生産者は減っているが、どの花も品質が良い。菊、ユリは長持ちするので長く楽しんでもらいたい」と話しました。

そのほかの審査結果は次のとおり。

▽熊本市長賞=西栄一郎(スイトピー、品種:ステラ)

▽特別賞=西田誠也(スタンダードカーネーション、品種:モモカ)


スティックセニョール出荷順調

アスパラガスに似た甘みのある花茎が特徴のスティックセニョール
アスパラガスに似た甘みのある花茎が特徴のスティックセニョール

 JA熊本市管内でスティックセニョールが出荷時期を迎え、JA熊本市スティックセニョール部会は連日300〜400ケース(1ケース3キロ)を出荷しています。

 スティックセニョール(茎ブロッコリー)は花蕾と茎を食べることができ、1品で2つの食感が楽しめます。

 出荷は11月上旬から始まり翌3月下旬まで続きます。藤城部会長は「暖冬の影響で例年より3週間ほど早く収穫が始まった。今後は冷え込んで身が締まり、一層甘みのあるスティックセニョールが出荷できる」と話します。平成27年産の出荷計画量は93・6トン。

 スティックセニョールは茹でると鮮やかな緑色になり、シチューやグラタンなどの彩りにも使えます。アスパラガスに似た甘みのある花茎は食べやすく、子どもにも人気の野菜です。

 1株から15〜20本とれるスティックセニョールは、長い期間収穫できる作物。重量が軽く収穫作業の負担が軽減できるので、高齢でも取り組みやすく人気を集めています。

 JA熊本市管内では10年ほど前からスティックセニョールの栽培が始まり、天明、飽田地区を中心に年々栽培戸数が増加しています。部会の9割以上が露地栽培で、現在は63戸(前年比14・5%増)の農家が7・2ヘクタール(同7・4%増)で栽培しています。