あぐりキッズスクール

JA熊本市は、子どもたちに体験を通して農業や食の大切さを学んでもらおうと「あぐりキッズスクール」
を開校しました。今年も女性部、青壮年部と協力しながら、田植えや稲刈り、野菜や果物の収穫体験などの
開催を予定しています。

トピックス - トピックス

「みかんサンド蓮根」と「みかんカステラ」が最高賞/夢未来みかん料理コンテスト

 JA熊本市柑橘部会は2月20日、「夢未来みかん料理コンテスト」を河内公民館で開き、一般の主婦や学生、ミカン生産者がミカンの新しい食べ方についてアイデアを競いました。料理8点、菓子10点の中から、最高賞の夢未来賞に料理部門は「みかんサンド蓮根」(森田昌子さん)、菓子部門は「みかんカステラ」(山内眞樹さん)が輝きました。入賞者には、夢未来みかんやJA商品券を贈呈しました。

 蓮根にみかんとモッツァレラチーズを挟んだ「みかんサンド蓮根」を考案した森田さんは「体に良いミカンと蓮根と合わせて、おつまみやお弁当のおかずにも使える一品を使った」。「みかんカステラ」を考案した山内さんは「ミカンを皮ごと使ったレシピで爽やかな味のカステラ」と話しました。

 同部会役員や料理研究家の西村直子氏、フランス菓子トワ・グリュの三鶴眞一シェフらが審査員を務め、料理考案に至ったエピソードを聞きながら、ミカンの特徴が生かされているか、手軽に作ることができて美味しいかなどを観点に審査しました。

そのほかの賞は次の通り(敬称略)。

◆料理部門

▽特別賞「ヘルシーみかんキッシュ」永井由美、「レバーみかんソース煮」山内眞樹

▽審査員特別賞「チキン南蛮〜みかんのタルタルソース〜」和田清香

◆菓子

▽特別賞「みかんワッフルみかんソースかけ」吉田隆将、「みかん風味の白酒風」森田昌子

▽審査員特別賞「みかんみたらし」中竹美里

みかんカステラ
みかんカステラ
審査の様子
審査の様子
みかんサンド蓮根
みかんサンド蓮根

高軒高耐候性ハウスを視察 営農購買専門委員会

高軒高耐候性ハウスを視察する委員
高軒高耐候性ハウスを視察する委員

 JA熊本市営農購買専門委員会は2月17日、委員会会議を広域野菜選果施設(熊本市南区会富町)で開きました。これから迎える出荷最盛期に向けて生産販売状況を確認し、今後の対策を検討しました。会議後は、選果施設の稼働状況と、県内でも例が少ないミニトマトの高軒高耐候性ハウスを視察しました。

 視察したミニトマトの高軒高ハウスは、統合環境制御技術で最適な生育環境(光・温度・湿度・養水分・風・二酸化炭素など)を管理し、生産供給の安定、高収量と高品質を目指します。

 ハウスの軒高は4・7メートル、間口は8メートル。ハイワイヤー誘引法で長段栽培・長期収穫が可能となり、養液システムの導入により樹勢コントロールが容易となります。

 JA熊本市ミニトマト部会では、5人の生産者が高軒高耐候性ハウス(計1・4ヘクタール)を導入。同部会長で、永井豊営農購買専門委員長のハウス(熊本市南区海路口町)では1月中旬に定植し、3月下旬に初めての収穫を迎えます。


第24回JA熊本市女性大会・家の光大会

女性部員や行政、JA関係者ら約800人が参加
女性部員や行政、JA関係者ら約800人が参加
 

 組織活動、家の光記事活用の重要性を再認識しようと、JA熊本市女性部は2月17日、第24回女性大会・家の光大会を熊本市民会館崇城大学ホールで開きました。支部代表が体験発表し、各支部が歌や踊りの出し物を披露。家の光記事活用作品、花・農産物など計54点を展示し、日頃の活動成果を発表し交流を深めました。

 大会申し合わせには「生活文化活動の実践をとおして、生きがいのある豊かなくらしと安心して暮らせる地域づくりをすすめよう」や「地域と一体になり、JA食農教育活動に取り組み、食と農の大切さを次世代の子供達に伝えよう」など5つを採択。

 組織活動体験発表では村田靖子さん(河内支部)が「〜輝く女性〜笑顔は心の宝物」、家の光記事活用体験発表では田尻友江さん(ハイミセス支部)が「農を業として今までとこれからと」と題し発表。熊本県立大学総合管理学部教授の石橋敏郎氏が「女性を大事にせんと、よか老後はおくれんばい!」と講演しました。

 田島イツ子女性部長が「地域と連携しながら住みよい地域社会づくり活動に力をいれ、今後高齢化が進みますます女性部の力が必要となる中、福祉活動に参加し地域との繋がり絆を深めていきたい」とあいさつしました。



アリウム「はぁと」でバレンタイン、ホワイトデーを盛り上げて

2本が寄り添いハートを形作る「はぁと」
2本が寄り添いハートを形作る「はぁと」

 JA熊本市西部花卉部会は2月8日、バレンタインデーに合わせてアリウム「はぁと」を出荷しました。2本のアリウムが寄り添い花茎でハートを形作る「はぁと」は、蕾が小さいので茎にものを通すことができます。松崎武司部会長は「鈴をつけて出荷しているが、指輪やお守りを通すなど渡す場面や用途に応じて活用してもらえれば。形を楽しんでもらいたい」と話します。

 品種は「丹頂」。ハートの形ができ、蕾の薄い皮が取れたら収穫しています。生育の早い段階で収穫するため、蕾の大きさは直径1センチ、茎の細さは直径3ミリほど。花は赤紫色になり、ドライフラワーとしても楽しむことができます。

 8日は50組を出荷。2月14日のバレンタインに向けて計500組を出荷します。ホワイトデーの時期にも500組出荷する予定。注文生産で出荷しています。

 独特の花茎のラインを楽しむアリウムは、生け花やフラワーアレンジなどでの人気が高まってきています。全国有数のアリウム産地である部会は4人の生産者(約90アール)が、主力の「おどる丹頂」や「グリーンベリー」など数種類を年間約40万本生産します。


小玉スイカ出荷始まる

出荷が始まった小玉スイカ
出荷が始まった小玉スイカ

 JA熊本市東部スイカ部会小山戸島支部は、1月27日から小玉スイカを出荷しています。今年は全国に先駆けて小玉スイカの出荷が始まりました。品種は「スウィートキッズ」で、現在出荷しているのは超極早生。2月下旬までの出荷で1500ケース(1ケース約8キロ・5〜6玉)を見込みます。超極早生の出荷は2月下旬でひと段落し、3月下旬から本格的に春物の出荷が始まります。

 曇天続きで中身の充実具合、玉太りが心配されましたが、糖度、シャリ感、食味ともに仕上がっており、玉サイズは例年よりも一階級小さい。

 直径12センチ〜18センチほどの小玉スイカは、大玉に比べて高糖度でシャリ感が良いのが特徴。2月4日は、252ケースがJA熊本市小山戸島支店の出荷場に運び込まれました。出荷は前日に収穫して箱詰めを行い、週2〜3回行っています。

 ひと玉が軽いので高齢者にも扱いやすい小玉スイカ。糖度も高く美味しい品種が出てきています。20年前は大玉スイカの生産のみだった同支部では、現在、生産の8割を小玉スイカが占めます。

 同支部は土づくりにこだわり栽培にしており、生産農家は7戸(計3・2ヘクタール)。春口豊徳支部長は「部員一同、生産から出荷まで意思の疎通を図り、高品質の小玉スイカの生産ができている」と話します。