あぐりキッズスクール

JA熊本市は、子どもたちに体験を通して農業や食の大切さを学んでもらおうと「あぐりキッズスクール」
を開校しました。今年も女性部、青壮年部と協力しながら、田植えや稲刈り、野菜や果物の収穫体験などの
開催を予定しています。

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水耕ミニトマト収量1.8倍に 高軒高耐候性ハウス導入

電動の作業台車で芽かぎや誘引作業をします
電動の作業台車で芽かぎや誘引作業をします

 熊本市南区海路口町の高軒高耐候性ハウスで、ミニトマトの収穫が3月26日に始まりました。

 JA熊本市ミニトマト部会は、部会員9人のうち5人(計1・4ヘクタール)が同ハウスを導入しています。永井豊部会長は「ミニトマトは水っぽくならないか、棚持ちが悪くならないか心配していたが順調に収穫を迎えられた。計画は10アール当たり収量1・8倍。収益性を上げて強い農業づくりを目指したい」と意気込みます。

 今年1月に完成・定植し、初めての出荷。永井部会長のハウスは、軒高4・7メートル×間口8メートル×奥行84メートル×3連棟。3600株の2本仕立てで栽培。出荷最盛期を見込む4月下旬から5月上旬には日量500〜600キロを見込みます。品種は部会で統一生産している「小鈴」。

 同ハウス内は土足禁止で、清潔な環境に保たれています。2重の扉で病害虫の侵入を防ぎ、コナジラミやハモグリバエの発生もなく、農薬の使用が5分の1程度に抑えられます。摘葉・誘引などの作業も容易で、労力削減に繋がり、水耕栽培なのでミニトマトの土汚れもありません。

 ハイワイヤー誘引法で長段栽培・長期収穫。統合環境制御技術で環境(光・温度・湿度・養水分・風・二酸化炭素)を管理し、養液システムで樹勢をコントロールします。


東部地区で小玉スイカ初出荷

東部地区で出荷が始まった小玉スイカ
東部地区で出荷が始まった小玉スイカ

 JA熊本市東部支店の集荷場で小玉スイカの荷受けが4月7日に始まりました。

 東部地区は8人の生産者が1・3ヘクタールで「ひとりじめ7」を生産しています。4月中旬に出荷最盛期を迎え、日量約3000玉を出荷します。出荷は6月中頃まで続き、出荷計画量は2万1000玉。目標売上金額は1千680万円です。

 7日、1500玉を出荷した生産者は「天候の影響で例年よりも小ぶりだが、糖度のりは良く仕上がっている。1月19日に定植し、7日に1番果の収穫を開始した。5月の中旬に2番果を収穫する予定」と話します。定植後20日から水分を与えないようにして糖度を調整しています。

 東部支店で集荷したスイカはJA熊本市北部選果場に運び、内容・品質を検査する次世代型選果機を通して選果します。


本格米焼酎「くまさんの力」発売/JA熊本市と酒類メーカー瑞鷹(株)

新ラベルで発売 純米焼酎「くまさんの力」
新ラベルで発売 純米焼酎「くまさんの力」

 JA熊本市は、平成26年産の熊本市産米「くまさんの力」を使った純米焼酎「くまさんの力」(720ミリリットル980円)を3月1日から、新ラベルを使用し販売しています。

 熊本市南区川尻町の酒類メーカー瑞鷹(株)と共同で生産・販売。平成24年12月に第1回目となる5000本を製造し、今回5000本を新たに製造しました。売れる米づくりの一環で米の販売力強化を目指します。

 アルコール分25%の本格純米焼酎。原材料となる米、米こうじは全量、米食味ランキング特Aを連続受賞した「くまさんの力」を使用。米本来の香りとまろやかさを引き出すために、低温でゆっくり仕込んであります。

 ラベルは新しく和紙風の素材を使い、くまモンが掲載されています。消費拡大・販売増の相乗効果を狙い、同一ブランドの米「くまさんの力」とセット販売につなげる計画です。

 販売はJA熊本市購買部米直販所(本店営業支店隣:熊本市中央区南熊本1丁目7-26)、電話096(372)6413で行います。



タマネギ連日出荷 日量500〜600ケース

出荷が本格的に始まったタマネギ
出荷が本格的に始まったタマネギ

 JA熊本市中島支店管内で、タマネギの出荷が本格的に始まりました。3月28日から連日出荷しており、現在日量500〜600ケース(1ケース/10キロ)。4月上中旬まで極早生を出荷し、その後早生に切り替わり、5月上旬から6月下旬まで中早生を出荷します。今年は暖冬の影響で前進出荷となりました。最盛期の5月連休には日量1000ケースを見込みます。出荷計画量は450トン。

 出荷ダンボールには「熊さんちのサラダ用 健康たまねぎ」と書かれてあり、減農薬、減化学肥料のエコファーマーの印であるくまモンのイラストを掲載しています。

 JA熊本市玉葱部会は、小島地区を中心に生産農家8戸が7・5ヘクタールで栽培。出荷先は主に中国地方や市内。

 指導販売担当職員は「今後連休に向けて出荷量が増えていく。減農薬、減化学肥料で栽培したタマネギを頑張って出荷していきたい」と話します。


大玉スイカ出荷始まる

出荷が始まった大玉スイカ
出荷が始まった大玉スイカ

 熊本市北区鹿子木町のJA熊本市北部選果場で3月28日、大玉スイカの出荷が始まりました。

 初日は1戸の農家が約200玉持ち込みました。出荷最盛期のゴールデンウィークには日量25000玉を選果し、6月下旬まで約4000トンの出荷を見込みます。内容、品質を検査する次世代型選果機で、安定した品質のスイカを出荷します。

 同選果場にはJA熊本市園芸部会北部支部の生産農家約180戸が出荷。出荷先は関東や関西、中国、東北地方。

 部会員全員が収穫の目印として着果棒を使っており、直径7センチの段階で着果棒を立て収穫までの日数を正確に把握し、内容の均一化、秀品率の向上を目指します。3月25日には、着果棒を立ててから42日と44日経ったスイカの糖度・食味を比べて、初出荷日を決めました。

 中山和彦支部長は「今年も安定した食味のスイカを市場に届けたい」と話します。