あぐりキッズスクール

JA熊本市は、子どもたちに体験を通して農業や食の大切さを学んでもらおうと「あぐりキッズスクール」
を開校しました。今年も女性部、青壮年部と協力しながら、田植えや稲刈り、野菜や果物の収穫体験などの
開催を予定しています。

トピックス - トピックス

全国に先駆け レンコン初出荷

 熊本市西区沖新町で22日、全国に先駆けて、ハウスレンコンの出荷が始まりました。初日は、「泥つき」122ケース(1ケース/2キロ)、「洗い」60ケースを出荷。本格的な出荷は6月から始まり、出荷最盛期は6月上旬から7月中旬に迎え、8月中旬まで出荷は続きます。2017年産出荷量は220トンを見込んでいます。

 JA熊本市高砂蓮根部会は初出荷に合わせて、出荷査定会を開きました。生産者は、収穫したてのレンコンを参考に、出荷規格と選別について確認しました。同部会は26戸の生産者が、ハウスと露地を合わせて約37ヘクタールで栽培。出荷の際の品質管理・作業簡素化のため、昨年から鮮度保持シートを取り入れています。木村幹男部会長は、「春先の冷え込みや天候不順の影響で、初出荷の時期が遅れたが、今年産はみずみずしい良いレンコンに仕上がっている。」と話しました。

 消費地の需要に合わせて「泥つき」を中京、中国・九州地方に、「洗い」を関東地方に出荷しています。早朝から収穫したレンコンは鮮度を保つため、翌日市場に届くようにトラック便や空輸で輸送し、消費地に新鮮なレンコンを届けています。
収獲したての早生レンコン
収獲したての早生レンコン
出荷規格を確認する生産者と木村部会長
出荷規格を確認する生産者と木村部会長


梅「玉英」初出荷 肉厚で風味豊かな仕上がり

 熊本市西区河内町のJA熊本市芳野支店梅選果場で、「玉英」の出荷が始まりました。初日の22日は、825キロを選果。今年は、春先の朝晩の冷え込みで、花つきが悪かったため、収穫量は減少傾向ですが、肉厚で風味豊かな高品質な梅に仕上がっています。

 同JA管内では、芳野梅部会の中川栄一郎部会長を含む24戸が「玉英」「南高」を中心に栽培し、例年の年間取扱量は約30トン。2017年産は、「玉英」が約7トンの出荷量を見込んでいます。6月からは「南高」の出荷がスタートし、約20トンの出荷を予定しています。

 ミネラルが豊富なアルカリ性食品の梅は、風邪予防や胃薬の代わりになるなど、身体の調子を整える効能があると言われています。中川部会長は「近年は若年層を中心に梅酒や梅ジャムなど、様々な加工品での需要が伸びている。品質のよいものを生産者にお届けしたい」と話し、梅の需要拡大に意欲を見せました。

「玉英」を収穫する中川部会長
「玉英」を収穫する中川部会長
初出荷された「玉英」
初出荷された「玉英」


「夢未来」ブランドの向上と柑橘経営の安定へ

 JA熊本市柑橘部会は19日、熊本市西区河内町の同JA夢未来柑橘選果場で通常総会を開きました。部会員や全国の取引市場14社、仲卸1社、地元議員や行政、JA関係者ら約480人が出席。本格的な生産管理の始まりを前に、「夢未来」ブランドの向上と柑橘経営の安定のための消費宣伝、生産販売対策を確認ました。

 総会では、平成29年度事業計画など7議案を承認。「『団結』〜すべてをひとつに さらなる飛躍へ〜」のスローガンのもと、市場・消費地の期待に応えられる夢未来ブランドの確立を目指します。昨年に引き続き、消費地から要望される年末商材となる尾崎温州の生産量3000トン(前年生産量1246トン)を重点目標に掲げました。

 同選果場は、全国有数の温州ミカンの出荷量を誇ります。2016年度の生産販売実績は1万9,709トン(前年比9%減)、売り上げ実績は43億8,691万円(前年比14%増)。また、今年度は青年部に4名が新規加入するなど、後継者問題にも積極的に取り組んでいます。

 中川部会長は「様々な課題に一つ一つ取り組み、産地が団結した産地運営を行い、市場と一体となった販売を行っていこう」とあいさつしました。

16年産ミカン優績表彰者の表彰は次の通りです。

◇柑橘部会表彰者

▷極早生の部=坂口 浩一(尾跡支部)、▷早生の部=田中 博文(岳支部)、▷尾崎の部=宮本 真治(野出支部)、▷普通の部=上村 秀敏(船一支部)

◇特別表彰者=上野 よし子(白浜支部)・牛島 勝博(葛山支部)
2016年産ミカン優績表彰者と宮本組合長(中央)
2016年産ミカン優績表彰者と宮本組合長(中央)
「団結」を呼び掛ける中川部会長
「団結」を呼び掛ける中川部会長
7議案を承認
7議案を承認


エースピーマン出荷最盛期を迎える

連日出荷に追われる福田部会長
連日出荷に追われる福田部会長

 県内唯一の「エースピーマン」産地の熊本市東部地区で、エースピーマンの出荷が最盛期を迎えています。JA熊本市東部支店の集荷場には、連日エースピーマンを持ち込む生産者の姿が見られます。現在、日量平均3トンを中国・関西地方へ出荷しています。

 2017年産は、春先の天候不順の影響で、例年に比べ1割ほど少ない収穫量となっていますが、病害虫対策・ハウス管理を徹底し、高品質な仕上がりとなっています。7月まで出荷は続き、出荷量210トン、販売目標9,000万円を目指します。

 同JA東部ピーマン部会は、10人が2.7ヘクタールで栽培。中玉に比べて抵抗性の弱い大玉は、高い生産技術が求められるため全国でも産地化は珍しいです。農薬低減のため、約半数が害虫の天敵であるスワルスキーガブリダニを導入し、安全・安心な栽培に取り組んでいます。福田幸明部会長は、「安心・安全なエースピーマンの栽培を目標にして、部会一丸となり管理を徹底している。収量は少ないが、味、品質ともに良好。」と話しました。

 エースピーマンは、肉厚でみずみずしく、ほんのりとした甘さが特徴。実がしっかりしてるため、どのような料理にも合い、糖度の高さを活かし、ジュースにしても美味しいです。


熊本県産農畜産物の魅力発信

初参加イベントで夢未来ブランドをPR
初参加イベントで夢未来ブランドをPR

 JA熊本市は、5月9日から14日にかけて、東京に新しく開設されたJA東京アグリパークでの熊本県産農畜産物販売促進イベント「よかもんうまかもん!くまもともんマルシェ」に初めて参加しました。JA熊本中央会くまもと農畜産物販売強化推進本部主催のイベントで、県内6つのJAグループが地元熊本の特産物や特産加工品を来場者に振る舞いました。

 JA熊本市は、夢未来ブランドの長ナス「肥後のでこなす」(1袋3本入り/150円)、デコポン(1玉/150円)、梅ジャム(1瓶/250円)を販売しました。特にデコポンの試食販売は人気を集め、来場者は爽やかなデコポンの味を堪能。新宿駅から近いため、ビジネスマンなどの駅利用者が多く来場しました。

 JA東京アグリパークは、農業振興のための情報発信拠点として本年度4月に開設。農業の魅力や重要性とともに、JAグループをはじめとするJAの取り組みを発信していくことをコンセプトとし、食と農に関連する様々な賑わいのあるイベントを開催する予定です。