あぐりキッズスクール

JA熊本市は、子どもたちに体験を通して農業や食の大切さを学んでもらおうと「あぐりキッズスクール」
を開校しました。今年も女性部、青壮年部と協力しながら、田植えや稲刈り、野菜や果物の収穫体験などの
開催を予定しています。

トピックス - トピックス

消費者の信頼獲得と肉用牛経営の向上を目指す

事業計画を確認する会員ら
事業計画を確認する会員ら

 JA熊本市肉用牛研究会は6月5日、第24回総会を本店で開き、会員、行政関係者、JA役職員ら約20人が出席しました。古閑隆雄会長が「和牛生産は厳しい環境が続いているが、会員一丸となり、模索しながらも経営に取り組んでいこう」とあいさつし、開会。

 総会では、平成29年度事業計画として、防疫強化の徹底や先進地視察による技術の向上、枝肉研修会による品質の向上など6つの重要活動事項を挙げ、消費者へ安全安心に対する信頼を高めるとともに、肉用牛経営の向上を目指すことを確認しました。


「ミナミノカオリ」収穫 Aランクを目指す

順調に進む「ミナミノカオリ」収穫
順調に進む「ミナミノカオリ」収穫

 熊本地震で陥没や亀裂などの被害に遭った熊本市東区秋津地区一帯の麦作付け水田で6月5日、2017年産パン・中華麺用小麦「ミナミノカオリ」の収穫作業が行われました。今年は、刈り取り中に危険箇所を見つけることもなく順調に進んでいます。計300トンの収量を計画。

 JA熊本市管内で栽培される「ミナミノカオリ」の作付面積は約162ヘクタールで、今年度は510トンの収量を見込んでいます。内秋津カントリー管内では、約5割になる約77ヘクタールを作付け。検査員が品質検査をしながら受け入れ、Aランクの小麦の出荷を目指します。

 同組合の中川有朋組合長は、「今年産は、天候に恵まれ、品質・収量共に良好。震災半ばで厳しい生活を送っている組合員も多い中で、収穫が順調に進んでいることが有り難い。」と話します。

 同地区のJA熊本市秋津乾燥調製貯蔵施設は荷受け、出荷ができない状況が続いており、熊本市南区会富町の飽田乾燥調製貯蔵施設に収穫した麦を運んでいます。


「南高」梅で夏バテ対策 JA熊本市芳野梅部会

 熊本市西区河内町のJA熊本市芳野支店梅選果場で、「南高」梅が出荷最盛期を迎えています。連日、生産者がほんのりと紅色に色付いた「南高」梅を出荷しています。5日は、1.6トンが出荷されました。

 同JA芳野梅部会が出荷する2017年産の「南高」梅は、現在のところ中玉・大玉傾向で推移しています。収量は減少傾向で、総出荷量18トン(前年比90%)を見込んでいます。出荷は6月中旬まで続く予定です。

 ミネラルやカルシウム、鉄分を多く含む梅は、昔から夏バテ予防食品として親しまれています。特に「南高」梅は、香り高く、実が肉厚で柔らかいため、他の梅に比べて加工がしやすいです。近年では、梅ジャムや梅酒など様々な加工品として需要がある品種です。

 20年間梅の選果・加工に携わっている早川さつよさん(69)は、「夏に多くなる食中毒や食欲不振には梅が最適。私は梅を食べているから夏バテになったことはなく、消費者にも梅を食べて夏を乗り切ってもらいたい」と話していました。。

早川さん手作りの「南高」梅ジャム
早川さん手作りの「南高」梅ジャム
順調に出荷が進んでいる「南高」(内田副部会長)
順調に出荷が進んでいる「南高」(内田副部会長)


地域とつながり防犯対策を

協力役員を紹介する田嶌会長(左から5番目)
協力役員を紹介する田嶌会長(左から5番目)
福祉体操で健康に
福祉体操で健康に
内村さんによる防犯対策講義
内村さんによる防犯対策講義

 JA熊本市助け合いの会みゆき楽しもう会は31日、第13回ミニデイサービスを開きました。80歳以上の高齢者の利用会員、御幸地区の地域住民、JA職員ら約50人が参加。参加者は、詐欺被害に関する出前講座や福祉体操、ビンゴゲーム等、様々なレクレーションを楽しみました。

 熊本消費者協会の内村恒子さんの出前講座では、近年高齢者の被害が増加している振り込め詐欺や、電話やメールを使った特殊詐欺の対処法やクーリングオフ制度について、紙芝居や身近な具体例を挙げて防犯対策の講義が行われました。内村さんは、「誰もが被害に合う時代だと認識し、困ったときは周囲の人に相談することを心掛けてほしい。」と話し、参加者は真剣に耳を傾けていました。

 みゆき楽しもう会は「お年寄りが安心して暮らせる地域づくり」をモットーに、平成23年に発足。協力会員23人がボランティアで年4回活動しています。田嶌妙子会長は、「昨年の地震後は多くの苦労があったが、役員やJA職員と力を合わせて、活動を盛り上げていきたい。」と話しました。



小麦高品質 刈り取り順調にスタート

順調に収穫を進める生産者
順調に収穫を進める生産者

 熊本市供合地区一帯の麦作付け水田で、麦の収穫作業が始まりました。初日の23日は、供合営農組合の6人のオペレーターがコンバインで、「チクゴイズミ」25トンを順調に収穫しました。2017年は、計47ヘクタールで170トンの収量を計画しています。

 同営農組合では、約40人の生産者が、うどん用小麦「チクゴイズミ」21ヘクタールと、パン・中華めん用小麦「ミナミノカオリ」26ヘクタールを作付け。「ミナミノカオリ」は、国の推奨や小麦加工メーカーからも要望の強い人気のある品種です。5月下旬から「チクゴイズミ」を収穫し、6月上旬に「ミナミノカオリ」の収穫がスタートする予定です。

 JA熊本市籾乾燥調製施設(供合ライスセンター)は、昨年の熊本地震での被災により荷受け・出荷ができず、熊本市南区会富町の飽田乾燥調製貯蔵施設に収穫した麦を運んで対応しています。

 同営農組合の水谷家津雄組合長は、「今年は刈り取り時期の雨も少なく、天候に恵まれている。品質・収量ともに良好だ」と、本年産小麦に期待を寄せます。