あぐりキッズスクール

JA熊本市は、子どもたちに体験を通して農業や食の大切さを学んでもらおうと「あぐりキッズスクール」
を開校しました。今年も女性部、青壮年部と協力しながら、田植えや稲刈り、野菜や果物の収穫体験などの
開催を予定しています。

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担い手育成に意欲 JA熊本市花卉部会会議

1年間の事業計画を確認する部会員ら
1年間の事業計画を確認する部会員ら

 JA熊本市花卉(かき)部会は21日、2017年度会議をJA本店で開きました。部会員、県、市、JA関係者ら19人が出席。今年度事業計画では、販路拡大・販路確保や低コスト高品質花き生産技術の確立等、更なる花き樹芸の振興・消費拡大を目指すことを確認しました。また、県が取り組む花き振興施策やJAグループ熊本花卉部会販売情勢報告等などの情報を共有しました。

 JA熊本市花卉部会は、御幸カラー部会(4人)、西部花卉部会(4人)、北部トルコギキョウ部会(4人)、出水花卉部会(4人)で構成。今年度から新たにJAグループくまもと花き部会長に就任した松ア武司さんは「後継者育成について力を注いでいきたい。微力ながらも生産者のために尽力したい。」と話し、花卉栽培の発展と担い手育成に意欲を示しました。

 今年度の目標販売額は、御幸カラー部会1,100万円、西部花卉部会3,200万円、北部トルコギキョウ部会1億5,000万円、出水花卉部会1,700万円を掲げます。



芳野の梨初出荷 食味良好な出来

 JA熊本市芳野梨選果場で、梨「幸水」の出荷が始まりました。今年は雨が少なく、例年に比べ小玉傾向ですが、天候に恵まれ食味の良い梨に仕上がっています。JA熊本市梨部会では今年の出荷計画量は、「幸水」6トン弱、盆前後に需要が高まる「豊水」50トン、その他の品種を合わせた全体で120トンを見込んでいます。8月初旬から「豊水」、8月下旬から「あきづき」、9月中旬から「新高」の出荷が始まります。

 出荷初日の20日は約3トンを出荷。選果場では、今年から新たに品質測定装置と糖度センサーを導入。糖度や熟度、色や形状、傷の有無などを厳格にチェックし、高品質な梨を消費者に届けるために努めています。

 内田隆敏部会長は「今年は春先の花つきが例年より遅かったため、梨の生育が心配だったが、適度な雨と天候に恵まれ糖度が乗り、今後大玉回復を見込んでいる。」と話しました。

 7月いっぱいは、トンネル栽培の「幸水」を中心に関東や一部地元へ出荷し、8月からは露地栽培の梨を九州管内に出荷します。

順調に出荷がスタートした「幸水」
順調に出荷がスタートした「幸水」
高品質な梨を消費者のもとにお届けします。
高品質な梨を消費者のもとにお届けします。


健全で安定した経営を JA熊本市畜産部会総会

 JA熊本市畜産部会は7月14日、第26回総会をJA本店で開きました。役員、行政、JA関係者ら約30人が出席し、29年度は防疫強化の徹底、自給飼料の増産、コスト削減に努め、健全で安定した経営を目指すことを確認しました。平成28年度販売取扱高は13億5313万円となりました。

 中村栄作部会長は「飼料価格・子牛価格の高騰、家畜伝染病への不安など、厳しい状況が見込まれる中、勉強会等を実施し、部会員一丸となり今後の方向性を見極めたい」とあいさつしました。


消費者ニーズに応える米づくり推進 JA熊本市普通作部会総会

 JA熊本市普通作部会は7月13日、JA本店で平成28年度総会を開きました。消費者ニーズに対応し、「売れる米づくりと低コスト稲作の推進」を目標に掲げ、検討会や講習会、各種試験田設置による実証、担い手に対応した営農組織の育成支援などの活動に取り組むことを確認しました。今年産米の集荷達成目標は7万3000俵。

 総会には、役員や行政、JA関係者ら約50人が出席。出田明人部会長は「JAを取り巻く環境が変化している中、JAと組合員の連携を強化し、食農教育活動などの様々な活動を通して、熊本市のブランド米『くまさんの力』の消費拡大、品質向上を目指したい」とあいさつしました。

 部会は、生産者3065人が約2500ヘクタールを作付け。29年度事業では、高温耐性品種「くまさんの力」を引き続き推進し、品質向上となお一層の知名度アップに向けて、特A米産地取得やネームバリューの向上に努めます。また、品種の特性や地域の特色を生かした生産を行いつつ、新たに2種類の試験事業に取り組むなど、多収性品種や良食味米生産試験を実施します。


JAの仕事を知ろう 高校生現場実習

 JA熊本市では、現場実習を通してJAの仕組みや役割、事業内容について理解を深めてもらおうと、高校生42人の実習体験を実施しています。体験するのは、熊本農業高校経済科2年生42人。JA内各支店に学生を配属し、11日から19日まで行われます。

 熊本市西区河内町のJA夢未来柑橘選果場では、学生3人が、ハウスみかんの出荷選別作業や選果機のメンテナンスなど、様々な業務を体験しています。学校で簿記や食品流通の仕組み、農業経営などについて学んでいるという学生らは、普段知ることのない現場の仕事に戸惑いながらも、一生懸命取り組んでいました。

 実家がイチゴ農家を営んでいる村上翔基さん(16)は「ミカンの選果も選果機のメンテナンスも初めてのことで大変に感じるが、JAや農業について理解を深められるいい機会になった」と話しました。

熊農生が現場実習に来ています。
熊農生が現場実習に来ています。
ハウスみかんの選果作業をする村上さん
ハウスみかんの選果作業をする村上さん
器用に箱作りをこなす上村麗さん(16)
器用に箱作りをこなす上村麗さん(16)
力仕事が得意な日永翔大さん(16)
力仕事が得意な日永翔大さん(16)