あぐりキッズスクール

JA熊本市は、子どもたちに体験を通して農業や食の大切さを学んでもらおうと「あぐりキッズスクール」
を開校しました。今年も女性部、青壮年部と協力しながら、田植えや稲刈り、野菜や果物の収穫体験などの
開催を予定しています。

トピックス - トピックス

震災乗り越え 健軍支店新築オープン

オープンを祝したテープカット
オープンを祝したテープカット

JA熊本市は、熊本地震で被災し甚大な被害を受けた健軍支店の新築を祝して1127日、同市東区健軍で落成式を開きました。JA役員や同支店管内の組合員、工事関係者など約70人が出席。宮本隆幸組合長、JA熊本経済連加耒誠一会長らがテープカットしオープンを祝いました。

支店は鉄骨造平屋建ての延べ面積は387.08平方メートル(約117坪)で、従来よりも広い駐車スペースと調理室を完備しています。

 宮本組合長が「組合員・地域の方々が立ち寄れる機会を作り、地域に根ざした支店づくりを通して、地域の活性化に尽力したい」とあいさつ。上田徳行担当理事も「組合員の拠り所・ふれあいの場として、ひとりでも多くの方に足を運んでいただきたい」と続けました。


地域住民と交流 笑顔の輪/ふれあい収穫祭

 JA熊本市中島支店は11月25日、同支店で「ふれあい収穫祭inなかしま」を開きました。地元の特色を生かしたイベントでJAに親しみを持ってもらい、利用しやすい支店づくりを目指す狙いです。今回で4年目となる今年は約500人が来場しました。

 支店運営員や農区長、女性部、青壮年部、生産部会、みそ・豆だご加工部の他、沖新漁業協同組合などが協力。地元産の野菜や米、味噌、漬物などの加工品、有明海で取れた新鮮な海産物を販売しました。

 新米「くまさんの力」のおにぎり試食やつきたて餅の試食、アサリのみそ汁の試食は人気を集め、餅の配布には長蛇の列ができました。ステージイベントでは、ローカルタレントの慶徳二郎さんによるトークショーの他、米やジュースが当たるお楽しみ抽選会もありました。

 田中治樹支店長は「イベントでJAに対しての親しみを深めてもらい、地域に根ざした支店づくりを継続して行っていきたい。」と今後の展望を語りました。同支店担当の上野修一理事は「消費者参加型の企画を行うことで、農業の大切さをより多くの人に理解してもらいたい」と話しました。
人気を集めたつきたて餅の試食
人気を集めたつきたて餅の試食
参加型のお楽しみ抽選会は大盛り上がりでした
参加型のお楽しみ抽選会は大盛り上がりでした
笑いがあふれた慶徳二郎さんのトークショー
笑いがあふれた慶徳二郎さんのトークショー


栽培管理徹底で高品質/JA熊本市白浜苺部会初出荷

 JA熊本市白浜苺部会は、16日から2017年産イチゴの出荷を始めた。初日は主力品目である新品種「ゆうべに」100パック(1パック250グラム)、「さがほのか」100パック、今年産から作付けを大幅に増やした「恋みのり」10パックを、同市西区河内町の白浜集荷場から大阪の市場へ送り出した。

 11月下旬から連日出荷となり、12月中旬に一番のピークを迎える。6月まで続き、出荷数量100万パック(前年比102%)、販売高3億3000万円(同106%)を目指します。

 今年産は、適期の育苗スケジュール及び肥培管理マニュアル厳守による苗育成などの栽培管理の徹底により、10月中旬以降の降雨による日照不足や気温低下の影響も少なく、順調に出荷を迎えました。花の大きさ、果数共に充実し、大玉傾向で高品質に仕上がっています。

 同部会は部会員17人が約6.2ヘクタールで生産。消費者からの需要が大きい12月から年末年始と、長期的な出荷シーズンに、安定的に大玉のイチゴを提供できるよう、今年産から作付け前の土壌改良を行い、生産環境改善を行いました。

 村上勝彦部会長は「主力品目『ゆうべに』をはじめ、部会員全員で栽培管理を徹底したため、今年産も高品質に仕上がりました。年末年始にかけての需要期に向けて、しっかり出荷していきたい」と意気込みを話しました。
高品質に仕上がった「ゆうべに」
高品質に仕上がった「ゆうべに」


販売金額3億3000万円を目指す/JA熊本市白浜苺部会出荷協議会

本格シーズンに向けて意思を統一しました。
本格シーズンに向けて意思を統一しました。

 JA熊本市白浜苺(いちご)部会は11月14日、同市西区河内町の白浜公民館で、クリスマスや年末年始の需要期を前に2017年産イチゴ出荷協議会を開きました。出荷規格や今後の生産管理について協議しました。

 生産者や市場関係者、行政、JA職員ら約50人が参加。市場の情勢報告やJA経済連の新品種「ゆうべに」における販売取り組み報告がありました。部会員は、管内のイチゴの着色や形、大きさやパックの詰め方について申し合わせ、意思の統一を図りました。

 岡山丸果の太田義人部長は「白浜部会は業者から選ばれる産地。主力品目である新品種『ゆうべに』は更なる需要拡大が見込まれる。高品質で安定した出荷のための管理徹底をしてほしい」とあいさつしました。

 JA担当職員は「今後は厳寒期の適正な温度管理や液肥の適正施行を徹底し、二番果以降の充実を図り、シーズン通した安定出荷をしてほしい」と部会員へ呼び掛けました。JAは11月16日の初出荷から来年6月までの長期的な出荷を計画し、17年産出荷数量100万パック(1パック250グラム)(前年比101%)、販売高3億3000万円(同106%)を目指します。


子育てママと農家がコラボ/就労・子育て支援と農業労働力確保

 JA熊本市は、熊本県の支援により、熊本転入ママの会「くまてん」が企画・運営する乳幼児期の子育て中の母親を対象にした「コラボワーク」に新たに取り組みます。農繁期における労働力確保と就労・子育て支援の拡大につなげる狙い。熊本初の実施となる10月25日は、JA柑橘部会の上村英哉副部会長のみかん園地で実施しました。

 「コラボワーク」は、仕事も子育ても助け合って行っていくワークシェアリングとして、4年前に三重県鈴鹿市で、特定非営利活動法人マザーズライフサポーターが構築し、提携企業・農家数41社、述べ400名以上の母親達が参加してきました。今回熊本でも、労働力確保に向けて悩んでいる農家と子育てをしながら短時間でも働きたい母親たちのニーズが一致し実現しました。

 三重県の取り組みをモデルに、雇用農家は母親一人一人に作業代を支払います。子ども連れの母親8人を1グループとし、実際に農作業を行う「労働担当」4人、保育士と共に子どもの面倒を見る「託児担当」2人、子どもの病気などで急に休む場合に代わりに農作業を行う「待機担当」2人に役割分担をし、確実に労働力を確保できる仕組みを取ります。

 参加した母親たちからは「同じ境遇のお母さんたちとつながりを持ててうれしい」や「子育てを少し離れて、社会参加することでリフレッシュになる」と声があがりました。

 初回実施を受け入れたJA柑橘部会中川晃一部会長は「まだまだ模索が続く取り組みだが、生産者と子育てをする母親どちらにもメリットがある。今後試験的に取り組む中で、関係機関と連携し、様々な課題に対処していきたい」と話しました。

熊本初の「コラボワーク」に臨む母親と上村副部会長(右)
熊本初の「コラボワーク」に臨む母親と上村副部会長(右)