あぐりキッズスクール

JA熊本市は、子どもたちに体験を通して農業や食の大切さを学んでもらおうと「あぐりキッズスクール」
を開校しました。今年も女性部、青壮年部と協力しながら、田植えや稲刈り、野菜や果物の収穫体験などの
開催を予定しています。

トピックス

新感覚・みかんのレシピ続々・夢未来みかん料理コンテスト

 全国でも有数のミカン産地であるJA熊本市柑橘部会は、ミカンの新しい食べ方についてアイデアを競う「夢未来みかん料理コンテスト」を2月3日、同市西区の河内公民館で開きました。ミカンの新たな魅力を発見し、更なる需要拡大を目指すもので、今回で8回目の開催となります。

 コンテストは、温州ミカンを利用したオリジナルのレシピを集め、料理部門と菓子部門の2部門で実施。同部会役員や料理研究家の西村直子氏、フランス菓子トワ・グリュの三鶴眞一シェフらが審査員を務め、一般の主婦や学生、ミカン生産者が出品した料理10点、菓子10点から、ミカンのおいしさを引き立てるような工夫があるかどうかなどが審査しました。

 最優秀者に贈られる夢未来賞に、料理部門は荒木喜久美さんの「河内揚げ」、菓子部門は永井由美さんの「みかんブラウニー」が輝きました。入賞者には、夢未来デコポンやJA商品券を贈呈しました。

 審査した三鶴シェフは、昨年よりも高校生参加者が多かったことを踏まえ、「どの料理もミカンへの愛情が感じられた。産地の過疎化が進んでいるが、コンテストを通して、ミカンの良さ、ふるさとの素晴らしさを深く理解してほしい」と講評しました。同部会の中川晃一部会長は「毎回レベルが高い料理が出揃う。果物需要が伸び悩む現代だからこそ、新しいアイデアで消費拡大を考えることは重要だ」と話します。
たくさんの方に参加していただきました!
たくさんの方に参加していただきました!

イチゴ2月上旬から本格化・JA熊本市白浜苺部会

 JA熊本市白浜苺部会では、旬を迎えたイチゴの出荷本格化を目前に収穫繁忙期を迎えています。1月下旬から「さがほのか」が、2月上旬には主力品目「ゆうべに」の二番果が出揃う予定です。

 3月〜4月にかけて出荷最盛期を迎え、日量1万5000パック(1パック・250グラム)を見込みます。6月まで続き、出荷数量100万パック(前年比102%)、販売高3億3000万円(同106%)を目指します。

 熊本市西区河内町の村上謙省さん(43)のハウスでは、赤く丸々と育った実が収穫の時を待っていました。村上さんは「さがほのか」を中心にイチゴ3品種を40アールで栽培しています。「温度管理などハウス内整備を徹底し、玉太りの良い高品質なイチゴができている」と自信をのぞかせます。

 同部会は17人の生産者が約6.2ヘクタールで生産しています。今年産から長期的な出荷シーズンに、安定的に大玉のイチゴを提供できるよう、作付け前の土壌改良を行い、生産環境改善に努めています。また、4割の圃場で天敵を初めて導入し、減農薬の低コストな栽培で、より安全・安心なイチゴ生産に向け乗り出しています。
村上さんが栽培する「さがほのか」
村上さんが栽培する「さがほのか」
順調に生育している「ゆうべに」
順調に生育している「ゆうべに」

シャリ感十分な小玉スイカ出番/東部スイカ部会小山戸島支部

 JA熊本市東部スイカ部会小山戸島支部では、1月30日から小玉スイカの出荷が始まります。今年産は寒波や多雨などの天候の影響を受け、少し遅れが出ていますが、シャリ感・糖度とも十分で、上々の仕上がりとなっています。初出荷には、30ケース(1ケース約8キロ、5〜6玉)が出揃う予定です。

 品種は「ひとりじめ」「スウィートキッズ」が中心で主に関東方面に出荷します。着果に合わせた安定供給を徹底し、早出し果は2月中下旬にかけて週2〜3回のペースで出荷し、総出荷数量約1300ケースを計画しています。

 同市東区の桂富士夫さん(62)のハウスでは1月26日、11月2日に定植し、出荷目前となった小玉スイカが順調に生育していました。桂さんは「台風や低気温など天候の影響に対応しながら栽培してきた。今後も高品質なスイカを安定的に出荷できるように温度管理を徹底する」と話します。

 同支部は生産農家6戸が無加温ハウスで栽培。糖度12度前後で、果皮が薄く、大玉スイカに近いシャリシャリ感、冷蔵庫に丸ごと入る直径約15〜20センチ、約2キロの大きさで人気を集め、冬場の贈答用などで需要が増えています。3月下旬から春物の出荷が始まり、5月中旬まで続きます。
順調に生育している出荷目前の小玉スイカ
順調に生育している出荷目前の小玉スイカ


天敵導入100%/部会員全員が減農薬栽培を徹底

害虫の天敵リモニカを初めて導入した古閑さん
害虫の天敵リモニカを初めて導入した古閑さん

 JA熊本市エースピーマン部会は今年産から、全部会員が天敵を使った防除技術導入に乗り出しています。減農薬低コスト栽培を徹底し、更なる消費拡大を目指す狙いです。安全・安心で、安定的なエースピーマン生産に向けた取り組みの一環として、JA営農指導員や部会役員が中心となり推進していくことを決めました。

 ウイルス病をもたらすアザミウマ類やコナジラミ類などの病害虫対策で、天敵のスワルスキーカブリダニやリモニカスカブリダニなどを利用します。天敵ごとの効果や部会員の希望により、導入する天敵を使い分けます。

 1月19日は、熊本市東区長嶺町の古閑繁継さん(61)のハウスで、天敵リモニカスカブリダニを放飼しました。JA営農指導員や県央広域本部の主任技師2人が立ち会い、天敵の特性や栽培時の留意点を指導しながら作業を進めました。リモニカスカブリダニは、スワルスキーカブリダニに比べ、低温に強く大きい害虫まで捕食できます。初めて天敵を導入した古閑さんは「農薬散布は労力が必要で、生育が進むにつれ散布が間に合わないことも多々あった。天敵を導入することで労力も削減でき、作業効率が向上する」と期待を寄せます。

 同部会は生産者12人が2・6ヘクタールで栽培する、全国的にも産地化は珍しい県内唯一のエースピーマン産地。肉厚でみずみずしく、ほんのりとした甘さが特徴の大玉ピーマンで、中玉に比べて抵抗性が弱いため高い生産技術が求められます。JA指導員の木村仁さん(42)は「高度な技術が求められるが、減農薬をアピールして販売に生かしたい」と話します。


キャベツ「彩々丸」 甘く柔らかで高品質

収獲が進む冬の主役「彩々丸」
収獲が進む冬の主役「彩々丸」

 JA熊本市キャベツ部会で、冬季の主要品種「彩々丸」の出荷が始まっています。12月26日現在、日量60ケース(1ケース/8個)を週4回出荷しています。今年産は、秋の長雨による定植の遅れや定植後の低温で例年より3週間から4週間ほど遅い出荷となっていますが、葉の巻きがしっかりとした、甘く柔らかい高品質な仕上がりです。

 熊本市西区城山にある下村光博さん(68)と息子の光孝さん(38)の畑10アールには、9月末に定植し、収穫目前となったみずみずしいキャベツが所狭しと誇っています。下村さんは「防除や肥料配分など栽培管理を徹底し、量質なキャベツができている」と自信をのぞかせます。

 「彩々丸」は低温伸張性に優れたサワー系のキャベツで、春キャベツのように柔らかくみずみずしいのが特徴。同部会では28戸の農家が約7ヘクタールで栽培します。吉岡浩治部会長は「今後来年1月にかけて出荷量が増加し、3月まで2万ケースの出荷を見込んでいる。消費地の需要に応えられるように、日頃の栽培管理を徹底し安定出荷に努める」と話します。