あぐりキッズスクール

JA熊本市は、子どもたちに体験を通して農業や食の大切さを学んでもらおうと「あぐりキッズスクール」
を開校しました。今年も女性部、青壮年部と協力しながら、田植えや稲刈り、野菜や果物の収穫体験などの
開催を予定しています。

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栄養士がジャガイモの圃場を視察・学校給食を通じて地産地消の呼び掛け

JA熊本市は学校給食を通して、農業への理解を深めてもらおうと、1年間を通して定期的な学校給食圃場視察会を開いています。学校給食で使用するジャガイモの圃場に6月上旬、小学校や共同調理場の栄養士ら8人が参加し、生産者とJA職員が対応しました。生産、選果選別、加工、消費の立場から、地産地消や子どもの食育について意見交換しました。

視察では、根菜部会の山本継雄部会長が生産するジャガイモ「メークイン」の生育や収穫について説明。栄養士は「今年は雨が少なかったが、ジャガイモに何か影響はあったか」などと質問。山本部会長は「ジャガイモにとって雨は1番の天敵だ。湿気によって腐れてしまうからだ。その雨が今年は少なかったため、大ぶりなジャガイモが出来ている。」と丁寧に答えました。

ジャガイモは5月下旬から6月中旬まで収穫され、その後選果選別をされた物が学校給食へと送られるため、安心・安全で高品質なジャガイモを届けています。山本部会長は「子どもたちに安心・安全なジャガイモを届けるために丁寧に真心込めて作っている。たくさん食べて元気に育ってほしい。」と、生産者の思いを伝えました。

熊本市は、学校給食を通じて小・中学校や保護者へ地産地消を呼び掛けようと、給食献立で市産の利用に取り組んできました。19年度も引き続き取り組みを行い、食育と地域の農業を知ってもらう方針です。



住み良い地域作りを目指す・JA熊本市助け合いの会総会

JA熊本市助け合いの会は6月上旬、本店で第24回総会を開きました。会員や関係機関、JA関係者ら約70人が出席。中島ヒサ子会長は「高齢者が住み慣れた地域において、可能な限り自立した日常生活を営むことができるように今後も支援活動を行っていきたい。」とあいさつしました。

 議会では、「心豊かに安心して暮らせる地域づくり」を基本方針に、12組織によるミニデイサービスの充実・強化に加え、高齢者と子どもの交流などの子育て支援に、引き続き取り組んでいくことを確認しました。

ボランティア側も高齢化していく中で、新たに会員を募り、新体制となった会は、後継者をつくり、さらに活性化していくことを決めました。総会後は、共済の説明や人間ドックの案内、そして健康づくりのための体操を会全員で取り組みました。



新鮮・安心・安全な農産物をお届け・JA熊本市農産物直販部会

JA熊本市農産物直販部会は5月31日に御幸支店の旧農産物直売所前で朝市を開きました。

組合員や地域の人々に愛されてきた直売所が無くなってからは、「安心・安全な食材を買うことができなくなって悲しい。」「新鮮で美味しい物が手軽に買えたので、何らかの形で復活して欲しい。」と惜しむ声が上がりました。直販部会とJA職員関係者、地域の生産者の協力により、新たな取り組みとして、朝市を開催するに至りました。

地域でチラシを配り、朝市の報告を行った結果、開催日には多くの来場者が訪れ、朝の9時30分から12時までの間、多くの品物を買い求めていました。松岡敏治部会長は「こんなにも喜んでもらえてとても嬉しいです。たくさんの方に新鮮な農産物をお届けしたいです。朝市は月1回で開催予定だが、顧客の要望によっては回数を増やす予定です。朝市が地域活性化に繋がるように今後の取り組みも考えていきたいです。」と意気込みました。

 今回、朝市を開いたことにより、地域の方々は「とても楽しみにしていました。定期的にやってほしいです。」「新鮮なのに、値段は格安なのでとても嬉しいです。」と笑顔で話しました。



梅「南高」出荷始まる・ツヤ・質ともに良好・JA熊本市芳野梅部会

熊本市西区河内町の芳野地区で28日より、梅「南高」の収穫が始まっている。JA熊本市芳野梅部会の中川栄一郎部会長の園地では、大きく成長し、まさに収穫を控えた「南高」の果実が実っています。

「南高」は、6月中旬に向かって出荷のピークを迎え、19年産の梅部会取扱数量約20トン、販売高約500万円最大日量4トンまで増加する見込みです。今年産は総出荷数量20トン、販売高500万円を計画します。

同地区のJA熊本市芳野梅選果場では、週3回の集荷が行われており、初出荷となる5月30日には、約1トンの「南高」が出揃いました。19年産は、暖冬の影響により受粉がうまくいかず、例年より数が少ない量の出荷となっているが、その分ひとつひとつに栄養が行き渡り例年にも増して大玉傾向にあります。

JA梅部会は24戸が約6ヘクタールで「玉英」「南高」を中心に生産しています。部会員は、安全・安心な高品質の梅が生産できるように徹底した管理を行っています。

中川部会長は「傷がつかないように1果1果丁寧に収穫しています。外観も品質も良い仕上がりです。」と自信をのぞかせました。「生産者が丹精込めて作った安全・安心な梅をより多くの消費者に手に取ってもらいたいです。」と意気込みました。



小麦「チクゴイズミ」収穫開始・梅雨前に集中出荷

熊本市東区石原一帯の麦作付け水田では、2019年産うどん用小麦「チクゴノイズミ」の収穫作業が始まりました。27日は50トンを収穫。出荷・収穫は5月下旬から6月上旬まで行われます。収獲された小麦は熊本製粉に販売し、全国の消費者の元へ届きます。

JA東部管内の2019年産「チクゴイズミ」の作付面積は約35ヘクタールで80人の麦作農家が栽培しています。小麦全体での作付面積は約75ヘクタール。広い水田を効率良く収穫するために、3台の大型コンバインを使い、作業効率を上げています。

野鳥のカモが発芽してすぐの小麦を食べて荒らす問題が出ています。ゴミ袋を竹に巻き付けて立てて置く対策を行いました。その結果、カモが人と間違い警戒して食べなくなり、安心して収穫に取り組むことができました。

供合営農組合長は「19年産は出来が良いです。今年は気候に恵まれていたため、生育が進んでいます。自信のある小麦を消費者にお届けすることができます。」と意気込みました。