あぐりキッズスクール

JA熊本市は、親子を対象とした「あぐりキッズスクール」を農業者組織(女性部、青壮年部)等と協力しながら、実施しております。
具体的には、田植えや稲刈り、みかん収穫などの体験を通して農業や食の大切さを学んで頂けるような内容を計画しています。
募集期間中、「募集内容」並びに「お申込みフォーム」を下記に設けております。年度によって、実施内容が異なりますので、必ず募集内容等をご確認の上、お申込み下さい。(募集は毎年5月頃を予定)

トピックス - トピックス

和牛経営の向上を目指す・JA熊本市肉用牛研究会

JA熊本市は6月14日、第26回肉用牛研究会総会を本店で開きました。会員、行政関係者、JA役職員ら約20人が出席。古閑隆雄会長が「海外産の牛が増え、価格低下など厳しい状況が見込まれているが、消費者へ安全安心の信頼を高めるために和牛経営の向上を目指します。」とあいさつしました。監査報告や2018年度事業報告と19年度事業計画など2議案を可決・承認しました。

 18年度の畜産業においては、子牛価格の高騰や近隣諸国における家畜伝染病発生と大変厳しい時代でした。その中で、消費者へ安全安心に対する信頼を高めるとともに肉用牛経営の向上に努めました。19年度事業は、重点取り組み事項として(1)防疫マニュアルに基づく、チェックリスト活用による防疫強化の徹底(2)牛肉の消費拡大、地産地消への取り組み(3)先進地視察による技術の向上(4)枝肉研修会による品質の向上の4つを掲げ取り組みます。


父の日には牛乳(ちち)を贈ろう・大西市長に牛乳を贈呈

16日の「父の日」を前に、JA熊本市酪農女性部、熊本市中央酪農協女性部、熊本県酪農業協同組合連合会が13日、大西一史熊本市長を訪ね、「父の日には牛乳(ちち)を贈ろう!」キャンペーンとして県産牛乳を贈りました。試飲した大西市長は「牛乳は毎日飲んでいて、多忙のときでも体調を崩さないのは牛乳のおかげだと思っている。これからも真心を込めたおいしい牛乳を期待している。」と笑顔で話しました。

贈呈したのは、牛のイラストと「お父さんありがとう。ちちの日には牛乳(ちち)を」と書かれたシールが貼ってある期間限定保冷ポットに入ったビン牛乳(900ミリリットル)5本とヨーグルト(100グラム)20パック。同キャンペーンは、酪農家や乳業関係団体が全国一斉に行っており、牛乳を父の日ギフトとして定着させ、消費拡大を目指すことがねらいです。

JA熊本市の野田綾子酪農部長が手渡しで大西市長へ牛乳を贈呈。熊本市中央酪農協酪農女性部の坂梨美穂酪農部長は「日頃の感謝を込めて。これから暑い日が続くため、牛乳をたくさん飲んで健康に過ごしてほしい。」とあいさつをしました。

近年では、酪農家が集中する東区の住宅地化や、酪農家の後継者問題がある中で、農業ロボットの必要性がさらに増しています。今後の取り組みに関して、女性部員らからは「今後注目されるスマート農業。安全性やコストの面で課題が残るものの、農作業の高効率化や省人化、軽労化を考えると上手に取り組んでいきたい。」と声が上がりました。



酪農を楽しく学ぶ・「父の日」に園児に牛乳プレゼント

JA熊本市酪農青壮年研究会の4人が12日、16日の「父の日」を前に市内二岡保育園とひむき保育園を訪れ、園児らに牛乳パック(1パック・100ミリリットル)約320本を贈りました。お父さんに感謝の気持ちを伝えられるように、「いつもありがとう」というメッセージ入りの似顔絵が描けるカードも添えました。

 

「牛乳」が「ちち」と呼ばれることから、牛乳の消費拡大のため、牛乳を父の日の定番ギフトとして定着させることを目的とし、子どもたちに栄養豊富な牛乳を飲んで、健やかに育ってほしいという思いも込めて14年前から取り組んでいます。

牛乳を持った生産者らの姿を見た園児らは、歓声を上げ喜んだ表情を見せました。同部会の真鍋義貴部会長が牛乳はどのようにして作られているのかを知ってもらうために、生産者の活動をまとめた紙芝居を披露しました。「牛乳は栄養豊富で、健康な体を作る飲み物。これからも牛乳を毎日たくさん飲んでほしい。」と呼び掛けました。



食育と農業を守る活動・食に感謝する心を学ぶ

JA熊本市は未来を担う子どもたちに農業体験を通して、食育と農業を守る活動を知ってもらおうと、1年間を通して定期的な農家作業体験を開いています。供合地区にある、東部支店が管理している圃場に6月上旬、託麻北小学校の1、2年生180人が参加し、供合地域農地・水・環境保全組織とJA職員が協力して対応。青空の下、サツマイモの苗植えを体験しました。供合地域農地・水・環境保全組織会長の藤本照義会長は、「家が農家ではない子どもたちは農家作業を体験することができない。この取り組みの中で、農作業の大変さや楽しさなどを学んでほしい。」と話しました。

 

 1年間の活動の中で、野菜の収穫・販売体験や田植え・稲刈りやふれあい活動などを行ってもらいます。年に14回行う予定です。事務局のJAの木村仁さん(44)は「食と農について楽しく学んでほしい。この活動をきっかけに少しでも農業の魅力を知ってもらい、食に感謝する心を育んでほしい。」と話しました。



栄養士がジャガイモの圃場を視察・学校給食を通じて地産地消の呼び掛け

JA熊本市は学校給食を通して、農業への理解を深めてもらおうと、1年間を通して定期的な学校給食圃場視察会を開いています。学校給食で使用するジャガイモの圃場に6月上旬、小学校や共同調理場の栄養士ら8人が参加し、生産者とJA職員が対応しました。生産、選果選別、加工、消費の立場から、地産地消や子どもの食育について意見交換しました。

視察では、根菜部会の山本継雄部会長が生産するジャガイモ「メークイン」の生育や収穫について説明。栄養士は「今年は雨が少なかったが、ジャガイモに何か影響はあったか」などと質問。山本部会長は「ジャガイモにとって雨は1番の天敵だ。湿気によって腐れてしまうからだ。その雨が今年は少なかったため、大ぶりなジャガイモが出来ている。」と丁寧に答えました。

ジャガイモは5月下旬から6月中旬まで収穫され、その後選果選別をされた物が学校給食へと送られるため、安心・安全で高品質なジャガイモを届けています。山本部会長は「子どもたちに安心・安全なジャガイモを届けるために丁寧に真心込めて作っている。たくさん食べて元気に育ってほしい。」と、生産者の思いを伝えました。

熊本市は、学校給食を通じて小・中学校や保護者へ地産地消を呼び掛けようと、給食献立で市産の利用に取り組んできました。19年度も引き続き取り組みを行い、食育と地域の農業を知ってもらう方針です。