あぐりキッズスクール

JA熊本市は、親子を対象とした「あぐりキッズスクール」を農業者組織(女性部、青壮年部)等と協力しながら、実施しております。
具体的には、田植えや稲刈り、みかん収穫などの体験を通して農業や食の大切さを学んで頂けるような内容を計画しています。
募集期間中、「募集内容」並びに「お申込みフォーム」を下記に設けております。年度によって、実施内容が異なりますので、必ず募集内容等をご確認の上、お申込み下さい。(募集は毎年5月頃を予定)

トピックス - トピックス

甘く濃厚なハウスミカン・高品質なミカンを作るために栽培管理徹底

夏場の贈答用で需要が増えているハウスミカンが出荷シーズンを迎えます。JA熊本市柑橘部会ハウスみかん部は今月27日から、ハウスミカンの出荷を始めます。出荷初日は、主に地元百貨店、市場、関東に出荷し、翌週から日量2〜3トンを出荷する予定です。7月中旬にかけて出荷最盛期を迎え、8月中旬まで続きます。

19年産は、雨が少ないことから気象に恵まれており、例年より高濃度に仕上がっています。早期より内容・階級目標を設定し栽培管理を徹底したことで、贈答用として最適とされるS・M玉中心に玉太りも良好。全農式点滴灌水キットを導入し、ハウスミカンの木1本1本の水の管理を徹底して取り組んでいます。出荷量125トン(前年比107%)・販売高1億円(前年比112%)を見込んでいます。

同市西区河内町で60アールを栽培する森山正男さん(66)のハウスでは、収穫期を目前にし、鮮やかな橙色に色付いたハウスミカンがたわわに実っていました。森山さんは「夢未来の信頼を守るためにも責任を持って栽培しています。丹精込めて作ったミカンを消費者が食べておいしかったと言われると嬉しいし、喜びにも繋がります。今年度産も濃厚な甘みで高品質に仕上がっています。消費者に自信を持ってお届けできます。」と自信を見せました。

同部会ハウス部は生産者5戸が約2ヘクタールで「興津」「宮川」等を栽培。徹底したハウス管理で栽培する高品質なミカンは年々人気が高まっています。盆前には全国各地から注文があり、お中元などのギフト商品として需要が伸びています。信頼がある夢未来ブランドのハウスミカンは全国の市場からも注目されています。

「大豆名人」「味噌名人」から大豆を学ぶ

熊本市秋津地区の大豆生産者4人とJA熊本市湖東支店女性部味噌クラブ2人は21日、地元秋津小学校の3年生約90人に大豆についての授業を行いました。毎年1年間を通して大豆の種類、昔の農具「ぶりこ」や「とうみ」を使った脱穀、味噌作りを教えており、今年で9年目を迎えます。子どもたちからは「大豆名人」、「味噌名人」の愛称で親しまれています。

同日は、大豆栽培を前に、大豆についての知識を深めてもらうため、児童らが寄せた大豆と味噌についての質疑に応えました。児童らからは、大豆の種類や栽培方法、味噌作りのノウハウや大豆のおいしい食べ方、大豆を作り始めた理由など様々な質問がされました。

「味噌名人」の田上美千代さん(69)は、「大豆は栄養分をたくさん含んでいます。夏になると体調不良や夏バテが起こりやすいが、その対策にもなります。安心安全でおいしいので、たくさん食べてほしいです。」と児童に呼びかけました。7月初旬に播種する予定です。

ふれあい給食を通して、感謝の気持ちを培う

JA熊本市は20日、市立力合中学校で生産者らと児童が学校給食を通して交流し、本市農畜産物の取り組み等への理解や一層の食育推進を図ろうと給食交流会を開きました。

 日吉共同調理場に「ピーマン」を納めている方との会食を通して、食べ物に対する感謝の気持ちや、食に携わる人々への感謝の気持ちを培う機会とします。また、感謝の気持ちを持つことで、偏食等の食習慣の改善を促す機会として毎年行っています。

交流会は2年生2クラスで行い、ピーマンを使った献立を目の前に全員が手を合わせ「いただきます」で食べ始めると、緊張していた児童らもすぐに笑顔がこぼれました。

児童らと楽しく会食をしながらも、「おいしいピーマンの見分け方はどこか」や「パプリカとピーマンの違いは何か」など、ピーマンに関する質問が絶えず溢れていました。

食事の途中で、営農指導員からピーマンについての説明があり、木村仁さん(44)は「ピーマンは風邪の予防や疲労の回復、肌荒れなどに効果があります。たくさん食べて元気に過ごしてほしい」と話しました。

食事が終わると児童の代表が「ピーマンについての話が聞けてとても勉強になりました。ありがとうございました」とお礼を述べました。

 JA熊本市では各支部で、地域の各種組織・団体と連携し、児童を対象とした田植えや稲刈りなど体験学習による食育活動に年間行事として積極的に取り組んでいます。


品質・収量共に良好・麦の検査開始

2019年産麦の検査が20日、JA熊本市秋津カントリーエレベーター前で始まりました。初日は湖東及び東部支店管内の生産者が拠出した普通小麦40フレコン(1フレコン600キロ)の作柄を、JAの農産物検査員ら3人が分析。粒の形質・色などを見極めた結果、全量が1等で品質は上々でした。

JA熊本市管内の秋津地区・東部管内は2生産組織と他生産農家1戸が普通小麦92ヘクタールを栽培。品種は中華麺・パン用小麦の「ミナミノカオリ」です。19年産麦は、暖冬の影響により生育が促進され、成熟期の気温が高く概ね好天であったため収量・品質は良好です。

東部地区では、たんぱく質向上のため今年は試験的に麦の追肥を行いました。1月、追肥を通常20キロから30キロに増加。4月開花期の防除に尿素を2%〜4%に追加。その結果、収量が向上しました。

同JA営農指導員は「今年は暖冬の影響で生育も早く、麦にとって好天条件に恵まれ、品質・収量共に良好です。」と話しました。麦の収穫は8月上旬まで予定です。

楽しく学ぶ米の学習会・託麻北小学校

JA熊本市東部支店は、18日、上南部の託麻北小学校の5年生と米の学習会を開きました。

水稲栽培体験を通して米づくりを知り、食農の大切さを学んでもらう目的です。田植えをする前に米の知識を深めてもらおうと営農指導員が毎年実施しています。指導員は「毎日食べているお米だが、どうやって作られているのか、熊本のお米の生産量など知らない事が多いと思うが、少しでも知識が深まって農業に興味を持ってくれたら嬉しい」と話しました。

5年生の児童は、指導員に米の歴史や生産などを教わり、途中問題に答えながら楽しく学習会を行いました。普段聞くことができない米の話に興味津々で集中して指導員の話を聞いていました。

 学習会後には、指導員への質疑応答が行われ、児童たちや先生たちからは「既存品種と新品種はどう違うのか」など、米づくりに関する様々な質問が投げかけられました。児童たちは6月下旬に田植え体験を行い、10月に稲刈りを体験する計画です。