あぐりキッズスクール

JA熊本市は、子どもたちに体験を通して農業や食の大切さを学んでもらおうと「あぐりキッズスクール」
を開校しました。今年も女性部、青壮年部と協力しながら、田植えや稲刈り、野菜や果物の収穫体験などの
開催を予定しています。

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味噌作り体験16年目・JA熊本市女性部供合支部

 JA熊本市女性部供合支部は毎年、地元の託麻北小学校3年生の児童を対象に味噌作り体験を開いています。社会科見学の一環として行うもので、今年で16年目の開催となります。材料となる大豆・麦は全て熊本市産のもので、無添加で安心・安全な味噌を作っています。

 1日は、女性部員らの指導のもと、同小学校の3年生96人が大豆と麹、塩を混ぜ合わせる工程を見学。ミンチ機にかける工程に参加した児童らは大きな歓声をあげていました。作業を終えた児童が「味噌を使ったオススメの料理は何がありますか」など質問すると、女性部員が一つ一つ丁寧に答えていました。今回作った味噌は3カ月ほどで完成し、児童らにお届けします。

 同支部では、毎年7〜8キロの味噌を同小学校へ贈呈しており、学校給食に活かしています。瀬上カチ子支部長は「今日の見学を通して、私たちが作った味噌を知ってもらえて良かったです。色んな料理に使ってもらい、伝統的な味噌作りや味噌の味を伝えていきたいです」と話しました。



防除対策徹底により収穫順調・JA熊本市健軍稲種子部会

JA熊本市管内の健軍地区で、22日から2019年度産稲種子の収穫が始まっています。同地区で栽培する田上謙二さん(65)も、140アールの水田に実った「くまさんの力」を刈っていました。収穫した米は、JAに次年度産米の種子として出荷されます。

 

19年度産は、水稲の害虫であるトビイロウンカが特に多い年でした。稲に多少の影響が出たものの、防除対策の徹底により被害は広がりませんでした。18年度産同等の収量・品質が見込まれます。

田上謙二さんは「ウンカ対策で通常2回の防除を3回行いました。被害が思っていたより広がらなかったので、良かったです」と話しました。

JA熊本市健軍稲種子部会の部会員は8人。管内には約9.7ヘクタールの採種圃場があり、19年度は更なる高品質種子生産を目指します。


食の大切さを学ぶ・JA熊本市親子クッキング教室

JA熊本市は1019日、南区会富町の飽田公民館にて親子クッキング教室を開催しました。

飽田西小学校が各学年、年間1回開催する学年活動の一環で、3年生とその親、担任の教諭、女性部よりFD21グループなど54人が参加しました。

まずJA熊本市の担当者よりお米、野菜、牛乳などの効能、手作りの料理や朝食の大切さを説明した後、3班に分かれ調理開始。子ども達は慣れない手つきながらも、親やFD21グループの指導を受けながら楽しそうに作業を行いました。ネギを切り、味噌汁作りに挑んだ飽田西小3年の山内綾人さんは「難しかったけど楽しかったです。料理を作ることは大変なのがわかりました。今度からは時々お母さんのお手伝いをしようと思います」と話しました。飽田地区で生産された米やナス、海苔などを、エーコープマーク商品を使用して調理。巻き寿司、味噌汁、フライドナス、コールスローサラダ、ナスゼリー、米粉でケーキなどを作りました。JA熊本市営農部の上村妃佐子職員は「コンビニなど便利な世の中ですが、この機会に手作りの楽しさ、美味しさ、誰かのために自分のために料理をすることを感じて頂けたら嬉しいです。保護者と児童が一緒に手作りした料理は愛情の調味料が効いていました」と予定どおりの品目が完成し、参加者全員で昼食を楽しみました。子ども達は「自分達で作った料理はとてもおいしいです。フライドナスとかナスゼリーが珍しかったです」と笑顔で話しました。



国際交流を通じて活動の幅を広げる・JA熊本市女性部

 JA熊本市女性部は17日、国際交流会館で外国人妻の会との料理講習会を開きました。今回が初の試みで、JA熊本市女性部が今年の6月より企画。国際交流を通じて、外国と自分の地域との繋がりや、物の見方、考え方の違いで新たな価値観を実感し、理解の幅を広げることを目的として、外国人妻や女性部員、JA職員ら26人が参加しました。

 料理講習会は、国際交流会館が事務局として活動している外国人妻の会の中国・韓国・タイ・フィリピン・メキシコ・ルーマニア・ブラジル・アルゼンチン・ベトナムなど様々な国籍の会員が参加しています。

 メニューは「ご汁」「きゅうりの中華風即席漬け」「えびとしば漬けの彩りちらし」「鶏肉ウイングスティックの酢醤油煮」「甘酒コールスローサラダ」のエーコープマーク商品を使った全5品。熊本ならではの伝統料理を女性部員が調理や盛り付け方などを指導しました。料理講習会の食材は「子ども食堂」にも提供している新鮮な野菜を使用。外国人妻は「とてもおいしい。早速、今晩のメニューに取り入れたいです」と好評でした。瀬上カチ子部長は「外国の人と楽しく交流できました。地元の農畜産物や互いの郷土料理を教え合い勉強しながら、これから先も交流していきたいです」と話しました。



ミニトマト出荷開始・JA熊本市ミニトマト部会

熊本市南区会富町のJA野菜広域選果施設では、ミニトマトの出荷が順調に行われています。9月13日からミニトマトの出荷を開始しています。日量500㌜(1㌜3キロ)を週3日で出荷。関東、近畿を中心に翌年7月中旬まで出荷し、2019年産出荷量は800トン(前年実績比109%)を目標とします。

 

同市南区天明地区でミニトマトを栽培しているミニトマト部会の永井豊部会長のハウスでもまっ赤で彩り鮮やかなミニトマトが鈴なりに実っていました。

同部会は部会員8人が6.3ヘクタールで栽培します。昨年、水耕栽培農家5戸が組織する天明ミニトマト生産管理組合がくまもと県版農業生産工程管理(=県版GAP)の認証を取得しました。19年度も継続して取り組み、全部会員取得を目標とします。

永井部会長は「19年産は8月の長雨と9月の高温などの天候不順の関係で栽培は厳しいものとなりましたが、その後の回復により、例年通りの出来になりました。色も大きさも申し分ないミニトマトを多くの人に食べていただきたいです」と話しました。