あぐりキッズスクール

JA熊本市は、子どもたちに体験を通して農業や食の大切さを学んでもらおうと「あぐりキッズスクール」
を開校しました。今年も女性部、青壮年部と協力しながら、田植えや稲刈り、野菜や果物の収穫体験などの
開催を予定しています。

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復興支援金贈呈・一刻も早い復活を願って・JA熊本市女性部

JA熊本市女性部は、熊本地震で多大な被害を受けた熊本のシンボル「熊本城」の復興支援活動に精力的に取り組んでいます。10日は、田中博文副組合長と瀬上カチ子女性部長ら4人が同市役所を訪れ、11月3日、4日に開催された「熊本市農産物フェア2019」でのチャリティー販売の売上金約46万円を「熊本城災害復興支援金」に全額寄付しました。

 

チャリティー販売では、女性部員手作りの味噌と、採れたての野菜を使った豚汁1600食と新米「くまさんの力」のおにぎりを販売しました。

田中副組合長が「女性部は今23支部の約1300人で活躍しています。これからも女性部の活動を通して、支援活動を続けていきます」とあいさつし、瀬上部長が大西一史市長に手渡しました。

JA女性部は、現在会員数1069人。現在、取り組んでいる地域貢献活動の一環として、熊本市主催の熊本城マラソンでの手作りみそ汁提供や、様々な事情を抱える子どもたちを支援する「子ども食堂」に熊本市産の野菜の無償提供を今後も継続していきます。


大豆の収穫体験・貴重な経験で食に関心を持ってもらう

 熊本市秋津地区の大豆生産者5人は5日、地元秋津小学校の3年生85人に大豆収穫体験を行いました。子どもたちからは「大豆名人」の愛称で親しまれており、毎年1年間を通して、大豆の定植から脱穀までを教えています。

 同日は、7月初旬に播種した大豆「フクユタカ」を使用し作業を体験しました。ブルーシートの上に良く干した大豆を並べ「ぶりこ」という棒の先に回転する板が付いたもので叩いて実を取りだした後、昔ながらの道具「とうみ」を使った脱穀作業を体験しました。子どもたちは慣れない作業に苦労しながらも「大豆を作っている人はこんなに大変なことをしているということに驚きました。きつかったけど、楽しかったです」と笑顔があふれました。

 脱穀した大豆30キロは小学校へ寄贈。「大豆名人」の栄田芳則さん(71)は「子どもたちの祖父母がしていた作業で、今この体験ができるという事は貴重な事だと感じます。この先も大豆の作業体験は続けていきたいです」と話しました。


順調に出荷開始・JA熊本市東部ピーマン部会

JA熊本市東部ピーマン部会は1111日から「エースピーマン」の出荷が始まっています。同市東区鹿帰瀬町の城政勝部会長のハウスでは、1020日に定植したエースピーマンが順調に生育していました。

JA熊本市東部支店の集荷場には連日、生産者が「エースピーマン」を持ち込んでいます。現在、日量約80コンテナ(30キロ/1コンテナ)を出荷。城部会長は「19年産も例年同様肉厚で甘みがある高品質なピーマンができています」と自信をのぞかせました。

 同部会では、全部会員が農薬低減のための天敵導入栽培を実施し、低コスト・減農薬栽培を徹底しています。県内唯一のエースピーマン生産地である同部会は、10人の生産者が2.8ヘクタールで栽培。生産者自ら小学生にピーマンについて授業を行ったり、食農教育活動に力を入れています。また、肉厚で苦みがないエースピーマンを使ったレシピを新たに考案するなど、エースピーマンの消費拡大に向けた取り組みを行っています。出荷は翌年7月上旬まで続き、販売実績1億円、出荷総数26万キロを目指します。



栽培管理徹底により出荷順調・JA熊本市白浜苺部会

JA熊本市白浜苺部会は、2019年産イチゴの出荷が順調です。11月9日から出荷を始め、同月下旬から連日出荷となり、12月中旬に一番果のピークを迎えます。12月3日現在、主力品目である「ゆうべに」2000パック(1パック250グラム)、「さがほのか」300パック、19年産から品種転換を行い、大幅に作付けを増やした「恋みのり」1500パックを、西区河内町の白浜集荷場から関西、関東中心に出荷しています。5月末まで続き、総出荷数量120万パック、販売高4億5000万円を目指します。

19年産は、適期の育苗スケジュール及び肥培管理マニュアル厳守による苗育成などの栽培管理の徹底により、花の大きさ、果数共に充実し、大玉傾向で高品質に仕上がっています。
同部会は部会員17人が約6.2ヘクタールで生産。全部会員がハダニに対する天敵を導入し、減農薬栽培により安全安心なイチゴ作りを行い、また作付け前の土壌改良の生産環境改善に取り組んでいます。
中川秀信部会長のハウスでも赤く熟したイチゴが実っていました。部会長は「部会員全員での栽培管理徹底により、19年産も高品質なイチゴが仕上がっています。12月から年末の最需要期に向けてイチゴが提供できるよう、出荷していきたいです」と意気込みました。


地域の特色を活かし、親しみやすい支店作り・ふれあい収穫祭inなかしま

JA熊本市中島支店は11月30日、同支店で「ふれあい収穫祭inなかしま」を開きました。地元の特色を活かしたイベントでJAに親しみを持ってもらい、利用しやすい支店づくりを目指し、今回で6年目となる今年は410人が来場しました。

 支店運営員や農区長、女性部、青壮年部、生産部会、みそ・豆だご加工部の他、沖新漁業協同組合などが協力し、地元産の野菜や米、味噌、漬物などの加工品、有明海で取れた新鮮な海産物を販売しました。

 JA女性部による中島で採れた新米「くまさんの力」おにぎりの試食やつきたて餅の試食、アサリのみそ汁の試食は人気を集め、JA青壮年部による餅の無料配布には長蛇の列ができました。ステージイベントでは、ローカルタレントの長船なお美さんによるトークショーやステージ披露の他、米やジュースが当たるお楽しみ抽選会もありました。

 太田敬文支店長は「地域の特色を活かして消費者や地域の方との繋がりを大事にしていきたいです。イベントに参加することによって農業に興味を持ってもらい、農業の大切さを理解していただきたい」と話しました。