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■アリウム「グリーンベリー」「ブルーパフューム」出荷始まる

 全国有数のアリウム産地である熊本市の西南地区で、「グリーンベリー」「ブルーパフューム」の出荷が2月23日始まりました。今年産は年末年始の天候不順により2週間の遅れですが、品質は例年以上に仕上がっています。
 花茎を独特の技術で曲げて創り上げるアリウムは、JA熊本市西部花卉部会3人の生産者が約80㌃で栽培。品目は、しなやかなラインで実物のような花をつける「グリーンベリー」、バニラの香りと蕾から満開になるまでの動きが楽しめる「ブルーパフューム」、主力の「おどる丹頂」など数種類を手掛けます。
 「JA熊本市西部花卉部会のアリウムは、ひとつひとつ茎の曲がりが異なるところがセールスポイント。線の面白さを楽しんでもらいたい」と部会長の松崎武司さん。部会では、現地検討会の回数を増やし例年以上に品質向上に努めています。
 2月26・27日には今年度初出荷にあたり、大阪鶴見花卉市場でのセリに生産者らが参加。市場の動向を調査し、需要に即した生産出荷に取り組んでいきます。3月中旬から5月中旬が最盛期で、6月上旬まで全体で約35万本の出荷を計画。主に関東・関西方面へ出荷します。

セリであいさつをする松崎部会長と生産者の方々
しなやかなラインで実物のような花をつける「グリーンベリー」
バニラの香りと蕾から満開になるまでの動きが楽しめる「ブルーパフューム」