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■遊休地活用しひご野菜普及

 JA熊本市農業支援センターは遊休農地を活用し、郷土の伝統・特産野菜の生産に力を入れています。農家の高齢化や耕作放棄地などが問題となる中、都市部農業の活性化とひご野菜の普及につなげたい考えです。

 同センター職員らは8月19日、遊休地となっていた同市戸島の畑12・7アールに農産物加工業者や農業塾受講者らを案内。栽培するひご野菜の一つ「春日ぼうぶら」の生育状況を確認しました。5月初旬に植えた56本の苗は順調に生育。今月下旬が収穫のピークです。境恵センター長は「摘芯や除草、追肥などの管理は必要だが、無農薬で栽培できるエコ野菜」と話します。この日は、新たな加工品開発を念頭に関係者らと意見交換も行いました。

 また、校内でひご野菜の栽培に取り組む県立熊本農業高校(同市元三町)と連携し、同校の生徒たちが住民らを対象に今月28日に行う料理コンテストで、「春日ぼうぶら」を食材に使ってもらいPRします。

 JAでは「春日ぼうぶら」などひご野菜(15品目)の普及推進に努め、生産面積を増やして遊休地の解消と都市部農家の所得向上を目指します。

長さ約30センチに育った「春日ぼうぶら」を視察する農産物加工業者ら