つややかで赤く色づいたイチゴの出荷が本格化し、熊本市河内町白浜地区で12月21日、生産者は収穫や選果作業に追われています。
全戸がエコファーマーのJA熊本市白浜苺部会は、生産農家18戸が6・6㌶でイチゴを生産。品種を集約した産地では大玉で果形が良く収穫量も期待できるのが特徴の「紅ほっぺ」と「さがほのか」を栽培。昨年導入した花芽分化を促進させる技術で早期出荷を実現しました。
12月に入り一部に病害が発生しましたが、徹底した栽培管理により大きな被害には至らず生育は順調。この日は関西の市場を中心に、合わせて5000パック(1パック250㌘)を出荷しました。部会長の村上成人さん(55)は「需要の高まりとともに糖度も上がっている。特に冬場のイチゴは開花から約45日で収穫期を迎え、気温の高まりで収穫期が早まる春先に比べて甘みが強い」と話します。
出荷のピークは翌年2月中旬から3月下旬。生産者の収穫作業は5月下旬まで続きます。 |