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■春ソバの花 20日まで見頃

 熊本市南区畠口町の乙畠地区で5月15日、3月下旬に播種された春ソバの花が見頃を迎えています。満開期には多くの見物客で賑わい、開花した白い花は20日頃まで楽しむことができます。
 今年は3〜4月の寒の戻りで背が低かったが生育は順調。同地区は有明海に面した海岸沿いの地区で、温暖な気候が春ソバ栽培に適しています。乙畠営農組合が水稲作付け前の休耕田を有効利用し、春ソバ「春のいぶき」を栽培。栽培面積は6㌶で、収量は4000㌔を見込みます。
 同組合の内田良博組合長(66)は「春ソバを水田で栽培するのは同地区くらいで珍しい。春ソバの花はきれいなので、是非カメラを持って見に来ていただきたい」と話します。部会では、地元の保育園や子供会等に食育教育として、種まきや収穫体験、そば打ち体験、試食会などにも取り組んでいます。
 春ソバは梅雨前の6月上旬頃に収穫が終わり、夏前には日本一早く新ソバが食べることができます。収穫した春ソバは一部加工業者に委託し、JA熊本市各支店で「乙畠ソバ(2400円/200㌘10袋入り)」として販売します。

一面に広がる春ソバの花(5月15日、熊本市南区畠口地区で)