熊本の豊富な湧水を利用して栽培されるカラーの出荷が、全国でも有数の産地である熊本市御幸地区で順調に進んでいます。
今年産の生育状況は平年並みで、2月に入り気温も上がり開花も順調。寒い時期は茎が短く、これからは丈の大きいものが出荷されていきます。
JA熊本市御幸カラー部会は6人の生産者が2・3㌶で栽培。品種は苞の白い「ウエディングマーチ」が9割を占め、苞が緑色の「グリーンカラー」も手掛けます。
「生産者の高齢化が進んでいるが、地域の特産品としてカラーを残していきたい」と語る部会長の林田浩一さん。熊本市での新品種確立に向け、現在新たに2品種の試験栽培に取り組んでいます。
カラーの産地である熊本、千葉、愛知の3県合同販売促進キャンペーンでは、「ホワイトデーにカラーを贈ろう」と東京などでPRしています。
2月上旬から3月下旬が最盛期で、5月上旬まで全体で37万5千本の出荷を計画。札幌から大阪、福岡など全国へ出荷します。 |